愛猫の手術費用が払えない?助成団体や制度の申請方法やクラファンの始め方

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愛猫の手術が必要なのに、費用が払えないと途方に暮れていませんか?

この記事では、猫の手術費用の相場や内訳、費用を抑える方法、助成団体やクラウドファンディングといった資金調達の方法、そして獣医師との相談の重要性などを詳しく解説します。

費用の不安を少しでも軽減し、愛猫に必要な治療を受けさせてあげられるよう、具体的な解決策を探しましょう。

  1. 猫の手術費用、いくらかかるの?費用の相場と内訳を解説
    1. よくある猫の手術の種類と費用相場
    2. 地域差や病院による費用の違い
    3. 手術費用以外にかかる費用
  2. 高額な猫の手術費用、払えない場合の対処法
    1. 動物病院に相談してみよう:分割払いなどの相談
    2. クレジットカードやローンも選択肢の一つ
  3. 猫の手術費用を支援してくれる制度
    1. 助成団体を探してみよう:申請方法や合格基準
    2. どんな助成団体があるの?具体的な団体を紹介
  4. クラウドファンディングで愛猫を救う
    1. クラウドファンディングとは?メリット・デメリット
    2. クラウドファンディングの始め方:成功させるためのポイント
    3. 掲載する情報:写真、動画、ストーリーで共感を呼ぶ
  5. 猫の治療費を抑える方法
    1. セカンドオピニオンの活用
    2. ジェネリック医薬品について
    3. ペット保険への加入を検討しよう(手術前なら)
  6. 猫の病気、お金がなくて治療しない選択をする前に
    1. 治療の緊急性:今すぐ手術が必要?様子を見ても大丈夫?
    2. 獣医師に相談:費用を抑えた治療法の提案
  7. よくある質問(Yahoo知恵袋より引用)
    1. Q、飼いネコが病気になっても治療費が払えない場合飼い主はどうしてるんですか?
      1. A、ベストアンサー
    2. Q、ペット保険に入っておらず、猫の治療費が高額です。
      1. A、ベストアンサー
  8. まとめ

猫の手術費用、いくらかかるの?費用の相場と内訳を解説

太った猫の写真

猫の手術費用は、手術の種類、病院の規模や地域、そして個々の猫の状態によって大きく変動します。

この章では、避妊去勢手術、骨折手術、腫瘍摘出手術といったよくある手術の費用相場を具体例とともに示し、地域差や病院による費用の違い、手術費用以外にかかる費用についても解説します。費用の内訳を理解することで、事前に準備できる範囲が見えてきます。

よくある猫の手術の種類と費用相場

避妊去勢手術は、オスで1万円~2万円、メスで2万円~4万円が相場です。骨折手術は、単純骨折で5万円~10万円、複雑骨折で10万円~20万円以上かかる場合もあります。

腫瘍摘出手術は、腫瘍の種類や大きさ、場所によって大きく異なり、数万円から数十万円まで幅があります。例えば、良性の皮膚腫瘍の摘出手術であれば数万円で済むこともありますが、悪性腫瘍で広範囲に及ぶ場合は、数十万円かかることもあります。

地域差や病院による費用の違い

都市部では地方に比べて物価や人件費が高いため、手術費用も高くなる傾向があります。また、設備の整った動物病院や24時間対応の病院は、費用が高くなることがあります。

同じ手術でも病院によって費用が異なるため、複数の病院に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。例えば、避妊手術の場合、A病院では2万円、B病院では3万円と、1万円の差が出ることもあります。

手術費用以外にかかる費用

手術費用以外にも、検査費用、入院費用、投薬費用、術後のケア用品費用など、様々な費用がかかります。検査費用は、血液検査、レントゲン検査、超音波検査など、必要な検査の種類によって異なります。

入院費用は、入院日数や病院の設備によって変動します。これらの費用も考慮に入れて、全体的な費用を把握しておくことが重要です。例えば、手術費用が10万円の場合でも、その他費用が数万円かかる場合もあります。

高額な猫の手術費用、払えない場合の対処法

猫を抱く獣医師の画像

高額な手術費用に直面した際に、どのように対処すれば良いのか、具体的な方法を解説します。

動物病院との費用交渉、分割払いの相談、クレジットカードやローンの活用など、複数の選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に合った方法を選びましょう。

動物病院に相談してみよう:分割払いなどの相談

多くの動物病院では、費用の支払いが難しい飼い主に対して、分割払いや支払猶予などの相談に応じてくれます。

まずは、正直に状況を説明し、相談してみることが大切です。病院によっては、独自の支払いプランを用意している場合もあります。例えば、3回払い、6回払い、12回払いなど、様々なプランがあります。

クレジットカードやローンも選択肢の一つ

クレジットカードを利用すれば、手術費用を分割払いやリボ払いにすることができます。また、銀行や消費者金融などのローンを利用する方法もあります。

ただし、金利や手数料が発生する場合があるので、事前にしっかりと確認しましょう。返済計画を立て、無理のない範囲で利用することが重要です。

参考程度ですが、以下の3つの金融機関で、猫の手術費用や治療費のローンを組むことができます。

  1. キャッシングのアイフル|キャッシング、カードローン、融資なら消費者金融のアイフル
    • アイフルでは、ペットの医療費をカバーするためのローンを提供しています。初めての利用者には30日間無利息のサービスがあり、迅速な審査と融資が特徴です。
  2. どうぶつ医療ローン│スルガ銀行
    • スルガ銀行のペットローンは、最大800万円までの高額融資が可能で、低金利が魅力です。審査は厳しめですが、高額な医療費にも対応できます。
  3. 三井住友銀行のペットローン
    • 三井住友銀行のペットローンは、ペットの医療費や手術費用をカバーするためのローンです。金利は比較的低く、長期の返済プランも選択可能です。

これらの金融機関を利用して、愛猫の手術費用や治療費をカバーすることができます。詳細は各金融機関の公式サイトで確認してください。

猫の手術費用を支援してくれる制度

キャットタワーと猫

猫の手術費用を支援する助成団体や制度が存在します。これらの団体は、経済的に困窮している飼い主に対して、助成金や補助金を提供しています。

申請方法や合格基準、そして具体的な団体例を紹介します。諦めずに、利用できる制度を探してみましょう。

助成団体を探してみよう:申請方法や合格基準

助成団体によって、申請方法や合格基準が異なります。一般的には、申請書類の提出、収入証明書の提出、獣医師の診断書の提出などが求められます。また、 合格基準として、一定の収入以下であること、飼育している猫が特定の病気であることなどが条件となる場合があります。各団体のウェブサイトや窓口で詳細を確認しましょう。

どんな助成団体があるの?具体的な団体を紹介

具体的な助成団体としては、「どうぶつ基金」や「公益財団法人日本動物愛護協会」などがあります。これらの団体は、それぞれ独自の助成プログラムを実施しており、 合格基準や助成金額も異なります。

以下に、「どうぶつ基金」と「公益財団法人日本動物愛護協会」の助成内容、申請方法、合格基準について簡潔にまとめます。

1,里親さがし助成金 – どうぶつ基金

助成内容:

  • 主に犬や猫の不妊手術費用を助成します。特に、地域猫のTNR(Trap-Neuter-Return)活動を支援しています。
  • 助成金額は、犬猫1頭あたり7,000円です.

申請方法:

  1. どうぶつ基金の公式サイトから専用フォームをダウンロードし、必要事項を記入します。
  2. 必要書類(不妊手術証明書、行政への報告書など)を添付して郵送します。

合格基準:

  • 行政が運営する動物管理センターや保健所から引き取った犬猫であること。
  • 新しい飼い主に譲渡する前に不妊手術を実施していること。
  • 申請者が適切な管理を行っていることが確認できること.

2,助成金の申請方法変更のお知らせ|公益財団法人 日本動物愛護協会

助成内容:

  • 犬や猫の不妊手術費用を助成します。特に、飼い主のいない猫の不妊手術を支援しています。
  • 助成金額は、犬1頭あたり10,000円、猫1頭あたり5,000円です.

申請方法:

  1. 日本動物愛護協会の公式サイトからオンライン申請を行います。
  2. 必要書類(不妊手術証明書、領収書など)をアップロードします。

合格基準:

  • 飼い主のいない猫や、行政から引き取った犬猫であること。
  • 不妊手術を実施した動物病院の証明書が必要です。
  • 申請者が適切な管理を行っていることが確認できること.

これらの助成団体を利用して、愛猫や地域猫の健康管理に役立ててください。

クラウドファンディングで愛猫を救う

寝転ぶベンガル猫

クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を募る方法です。

愛猫の手術費用をクラウドファンディングで調達する方法、メリット・デメリット、成功させるためのポイント、そして掲載する情報について解説します。

多くの人々の共感を得ることで、愛猫の治療費を確保できる可能性があります。

クラウドファンディングとは?メリット・デメリット

クラウドファンディングのメリットは、多くの人から少額ずつ資金を集められること、資金調達以外にも愛猫の状況を多くの人に知ってもらえることなどです。

デメリットは、目標金額に達しない場合、資金が受け取れないプラットフォームもあること、手数料が発生することなどです。プラットフォームによって手数料やルールが異なるため、事前に比較検討することが重要です。

クラウドファンディングの始め方:成功させるためのポイント

クラウドファンディングを成功させるためには、愛猫の状況や手術の必要性を分かりやすく説明すること、目標金額を明確に設定すること、支援者へのリターンを設定することなどが重要です。

また、SNSなどを活用して、多くの人にプロジェクトを拡散することも効果的です。こまめに更新情報を発信し、支援者とのコミュニケーションを大切にすることも成功のポイントです。

掲載する情報:写真、動画、ストーリーで共感を呼ぶ

クラウドファンディングのページには、愛猫の写真や動画、そして愛猫とのストーリーを掲載することで、支援者の共感を呼ぶことができます。

愛猫の可愛らしい姿や、病気と闘う健気な姿を伝えることで、より多くの人々の心を動かすことができるでしょう。具体的なエピソードを交えながら、愛猫への愛情を表現することで、支援の輪が広がります。

以下の2つのクラウドファンディングサイトで、猫の手術費用や治療費を募ることができます。

  1. クラウドファンディング – READYFOR(レディーフォー)
    • 使い方: プロジェクトを作成し、目標金額や期間を設定します。プロジェクトの詳細や写真、動画を掲載し、支援者に向けてアピールします。支援者からの寄付が集まると、目標金額に達した場合に資金が受け取れます。
  2. クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
    • 使い方: プロジェクトページを作成し、目標金額やリターン(支援者へのお礼)を設定します。プロジェクトの内容やストーリーを詳しく説明し、写真や動画を使って支援者に訴えかけます。支援者からの寄付が集まると、目標金額に達した場合に資金が受け取れます。

これらのサイトを利用して、愛猫の手術費用や治療費を募ることができます。プロジェクトの成功には、詳細な情報提供と共感を呼ぶストーリーが重要です。

猫の治療費を抑える方法

猫を抱く獣医の写真

猫の治療費を抑えるための具体的な方法を解説します。セカンドオピニオンの活用、ジェネリック医薬品の利用、そしてペット保険への加入など、様々な方法があります。これらの方法を組み合わせることで、治療費の負担を軽減できる可能性があります。

セカンドオピニオンの活用

セカンドオピニオンとは、他の獣医師に意見を求めることです。最初の獣医師の診断に疑問がある場合や、治療方針に納得できない場合などに、セカンドオピニオンを求めることで、より適切な治療法が見つかる可能性があります。

また、費用についても、他の病院と比較検討することで、費用を抑えられる場合があります。たとえば、A病院では手術が必要と言われたが、B病院では投薬治療で様子を見ましょうと言われた、といったケースもあります。

ジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同一の有効成分を含み、同等の効果を持つ医薬品です。先発医薬品よりも価格が安いため、治療費を抑えることができます。

獣医師に相談し、ジェネリック医薬品が使用できるか確認してみましょう。ジェネリック医薬品を使用することで、年間数千円から数万円の節約になる場合もあります。

ペット保険への加入を検討しよう(手術前なら)

ペット保険に加入していれば、手術費用や入院費用の一部が保険金で支払われます。ただし、保険の種類によっては、保障範囲や自己負担割合が異なるため、事前にしっかりと確認しましょう。

また、すでに病気になっている場合は加入できない場合もあるので、健康なうちに加入を検討することが大切です。例えば、手術費用の70%が保障される保険に加入していれば、10万円の手術費用のうち7万円が保険金で支払われます。

猫の病気、お金がなくて治療しない選択をする前に

ベッドでくつろぐ猫

猫の病気でお金がなくて治療を諦めなければならない、と悩んでいる飼い主に向けて、治療の緊急性、獣医師との相談、そして様々な選択肢について解説します。治療を諦める前に、できる限りのことを探してみましょう。

治療の緊急性:今すぐ手術が必要?様子を見ても大丈夫?

猫の症状によっては、すぐに手術が必要な場合と、しばらく様子を見ても大丈夫な場合があります。緊急性の判断は難しい場合もあるため、必ず獣医師に相談しましょう。

自己判断で治療を遅らせてしまうと、症状が悪化してしまう可能性があります。例えば、骨折の場合、すぐに手術が必要な場合と、ギプス固定で様子を見ても大丈夫な場合があります。獣医師の指示に従い、適切な処置を行いましょう。

獣医師に相談:費用を抑えた治療法の提案

獣医師に費用を抑えたいという希望を伝えれば、費用を抑えた治療法を提案してくれる場合があります。

例えば、高額な手術ではなく、投薬治療で様子を見る、入院ではなく通院で治療を行う、など、様々な選択肢があります。獣医師と相談し、愛猫にとって最適な治療法を見つけましょう。費用面での不安や疑問も、遠慮せずに獣医師に相談することが大切です。

よくある質問(Yahoo知恵袋より引用)

Yahoo知恵袋でよくある質問を参考に、猫の手術費用に関する疑問を解消します。具体的な質問と回答を通して、読者の抱える悩みに寄り添い、ベストアンサーを掲載しています。諦めないで様々な選択肢を探ることに役立てば幸いです。

Q、飼いネコが病気になっても治療費が払えない場合飼い主はどうしてるんですか?

A、ベストアンサー

以前テレビでその話題が取り上げられました。
1つの家庭で娘と母親の2人暮らしで母親が入院生活を余儀なくされ娘さん1人では全ての飼い猫の世話が出来ないと保護団体に全猫を引き渡していました。
飼う側の方が病気になっても飼われる動物が病気になってもどっちも払えるぐらいないと保護団体で引き取られ離れ離れになって悲しいです。
代表の方が「可愛いだけで飼わないできちんと終生まで暮らせるだけの余裕がないと飼ってはいけないと認識して欲しい、覚悟してもらいたい」
っと言っていました。

~引用元:Yahoo知恵袋

 

Q、ペット保険に入っておらず、猫の治療費が高額です。

もうどうすることもできないでしょうか? 猫が心臓病になってしまい、毎月数十万の治療費がかかっています。(月10万以上の通院費(投薬やレン トゲン)、入院すると数日で10万~20万。

この繰り返しです) 投薬しなければ苦しんで亡くなる病気なので、しないわけにはいきません。支払う方法としてはローンを組むしかないでしょうか。見落としている保険制度のようなものはないですよね。

A、ベストアンサー

病気にかかってからの加入で保険が効くなら元気なうちから誰も入らないと思います。
ほかの方が言っておられる通り先生に事情を説明してできる範囲で治療をしてあげましょう。私の実家のペットも多額の医療費がかかる状態の子が居ましたが、先生に相談したら安くですませて頂いたり、治療の薬や効き目値段等を教えてもらい治療しました。

病院により料金も変わってきますので、色々なところに行かれたり、問い合わせられた方がいいと思います。
私も避妊去勢はこの病院、この程度の症状ならこの病院、これはやばそうというのがあればこの病院というように使い分けてます。

~引用元:Yahoo知恵袋

諦めないで:様々な選択肢を探してみよう

「猫の手術費用が高くて払えない…」「お金がないから治療を諦めるしかない…」と悩んでいる飼い主は少なくありません。Yahoo知恵袋にも、同様の質問が多数寄せられています。

しかし、諦める前に、様々な選択肢を探してみましょう。この記事で紹介した助成団体、クラウドファンディング、費用を抑えた治療法など、様々な方法があります。獣医師や周りの人に相談し、愛猫にとって最善の道を探しましょう。どんな状況でも、諦めずに希望を持つことが大切です。

まとめ

愛猫の手術費用は高額になりがちですが、様々な支援制度や費用を抑える方法があります。

この記事で紹介した情報が、費用面での不安を抱える飼い主の助けとなり、愛猫に必要な治療を受けさせてあげられるよう願っています。諦めずに、情報収集と行動を続けることが大切です。

 

 

 

 

この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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