心臓病の犬は長生きできるのか?食事や運動、生活環境などのケア方法

元気のない柴犬の写真 犬の心臓病について
・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する犬の療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。


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愛犬が心臓病と診断されると、飼い主としては不安な気持ちでいっぱいになるでしょう。

「心臓病になったらもう長生きできないの?」「今まで通りの生活は無理なの?」そんな疑問や不安に寄り添いながら、この記事では心臓病の犬と少しでも長く、幸せに過ごすためのケア方法について具体的に解説していきます。

愛犬が心臓病と診断されたら…飼い主ができることとは?

寝転がる可愛い柴犬の写真

寝転がる可愛い柴犬の写真

愛犬が心臓病と診断されたら、まずは落ち着いて状況を理解し、獣医師とよく相談することが大切です。心臓病は早期発見・早期治療によって進行を遅らせ、愛犬のQOL(生活の質)を維持できる可能性があります。

心臓病の犬は長生きできる?

心臓病と診断された犬がどのくらい生きられるのかは、病気の進行度合い、犬種、年齢、体質、生活環境、そして治療やケアの状況によって大きく異なり、一概には言えません。

しかし、心臓病の犬でも、適切なケアを行うことで長生きすることが可能です。ここでは、心臓病のステージと平均寿命、早期発見・治療の重要性、QOLを高めるためのポイントについて解説します。

心臓病のステージと平均寿命

犬の心臓病の進行度は、一般的に以下の4つのステージに分類されます。ステージが進むほど症状は重くなり、余命は短くなる傾向にあります。

心臓病のステージは、初期から末期まで様々です。初期段階で発見され、適切な治療が行われれば、寿命を延ばすこともできます。平均寿命は病状や治療の効果によりますが、早期発見が鍵となります。

ステージ 病状 平均余命
A 心臓病のリスクはあるものの、無症状 個体差が大きく、平均寿命は不明
B 軽度~中等度の心不全 6ヶ月~2年程度
C 中等度~重度の心不全 数週間~1年程度
D 末期の心不全 数日~数ヶ月程度

これはあくまでも目安であり、適切な治療やケアによって平均寿命よりも長く生きられるケースも少なくありません。

早期発見・治療で長生きできる可能性も

心臓病は早期に発見し、適切な治療を開始することで、進行を遅らせ、症状を緩和できる可能性があります。愛犬に咳、呼吸困難、食欲不振、元気がないなどの症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

大切なのは愛犬のQOLを高めること

心臓病の犬にとって大切なのは、病気と闘うことよりも、愛犬のQOLを高め、「今」を幸せに過ごすことです。飼い主は、愛犬の状態をよく観察し、獣医師と相談しながら、食事、運動、生活環境など、様々な面から愛犬をサポートしていく必要があります。

心臓病の犬に適切な食事とは?

寝転ぶ柴犬の写真

心臓病の犬にとって、食事は健康を維持するために非常に重要な要素です。特に、ナトリウムの摂取量を制限することが大切です。

ナトリウム制限の重要性

ナトリウムを過剰に摂取すると、体内の水分量が増え、心臓に負担がかかります。心臓病の犬は、健康な犬よりもナトリウムの制限が必要となるため、獣医師の指示に従って適切な量のナトリウムを含む食事を与えましょう。

おすすめのドッグフード

心臓病の犬には、ナトリウム含有量が低く、心臓の健康をサポートする栄養素を配合した療法食がおすすめです。獣医師に相談の上、愛犬に合ったフードを選びましょう。

療法食の例

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手作り食の注意点

手作り食を与える場合は、獣医師の指導のもと、栄養バランスを考慮したレシピで作るようにしましょう。ナトリウムを多く含む食材は避け、心臓に良いとされる食材を積極的に取り入れることが大切です。

犬の心臓病の食事手作りレシピへリンク↓

運動はさせて良い?適切な運動量と注意点

元気に散歩する柴犬の写真

元気に散歩する柴犬の写真

心臓病の犬にとって、適度な運動は重要ですが、過度な運動は避けるべきです。ここでは、適切な運動量と注意点について解説します。

激しい運動はNG!

激しい運動は心臓に大きな負担をかけるため、避けましょう。散歩は、愛犬の様子を見ながら、短時間・ゆっくりとしたペースで行うようにします。

愛犬の様子を見ながら、散歩の時間や距離を調整

愛犬の体調や様子を見ながら、散歩の時間や距離を調整することが重要です。無理をさせず、愛犬が疲れた様子を見せたらすぐに休憩を取るようにしましょう。

呼吸が荒くなった場合はすぐに休憩を

愛犬の様子を注意深く観察し、呼吸が荒くなったり、ぐったりしたりする場合は、すぐに休憩させてください。無理をさせずに、愛犬のペースに合わせてあげることが大切です。

快適な生活環境の整備

水を飲む柴犬の画像

心臓病の犬にとって、快適な生活環境を整えることは、ストレスを軽減し、症状の悪化を防ぐために重要です。

室温管理の重要性

心臓病の犬にとって、適切な室温管理は非常に重要です。暑すぎず、寒すぎない環境を保つことで、心臓への負担を軽減できます。特に夏場や冬場は、エアコンやヒーターを活用して快適な温度を保ちましょう。

愛犬が安心できる空間作り

愛犬が安心して過ごせる空間を作ることも大切です。静かで落ち着いた場所にベッドを置き、リラックスできる環境を整えましょう。また、愛犬が好きな玩具や毛布を用意することも効果的です。

ストレスを減らす工夫

心臓病の犬にとって、ストレスは大敵です。ストレスを減らすために、日常のルーティンを守り、急な環境の変化を避けるようにしましょう。また、飼い主がリラックスしていることも、愛犬にとって安心材料となります。

定期的な健康チェックと獣医師との連携

獣医師に抱かれる犬の画像

獣医師に抱かれる犬の画像

心臓病の犬の健康管理には、定期的な健康チェックと獣医師との連携が欠かせません。定期的な通院の重要性や、愛犬の変化に気づいたらすぐに相談すること、セカンドオピニオンの検討について解説します。

定期的な通院の重要性

獣医師の指示に従い、定期的に健康チェックを受けましょう。定期的な検査によって、病気の進行状況を把握し、適切な治療やケアを受けることができます。

愛犬の変化に気づいたらすぐに相談を

愛犬の様子がいつもと違うと感じたら、些細なことでも獣医師に相談しましょう。早期発見・早期治療が、愛犬の健康を守ることに繋がります。

セカンドオピニオンも検討

場合によっては、セカンドオピニオンを求めることも検討しましょう。異なる視点からの診断や治療法を知ることで、より適切なケアを行うことができます。

心臓病の犬との暮らしで気をつけたいこと

心臓病の犬との暮らしでは、興奮させすぎないことや、環境の変化に注意することが重要です。ここでは、具体的な注意点について解説します。

興奮させすぎない

興奮すると心臓に負担がかかるため、愛犬を興奮させすぎないように注意しましょう。遊びは、穏やかなものにし、興奮しすぎたらすぐに中止してください。

旅行や引っ越しなど環境の変化に注意

旅行や引っ越しなどの環境の変化は、心臓病の犬にとってストレスとなる可能性があります。できるだけ環境の変化を避け、愛犬が安心して過ごせる場所を確保しましょう。どうしても移動が必要な場合は、事前に獣医師に相談し、必要な対策を講じることが重要です。

愛犬の様子をよく観察する

心臓病の犬は、日々の体調や行動に変化が現れることがあります。食欲の低下、呼吸の変化、疲れやすさなど、些細な変化にも注意を払いましょう。異変を感じたら、すぐに獣医師に相談することが大切です。

他の飼い主の体験談から学ぶ

横たわる柴犬の画像

他の飼い主の体験談は、心臓病の犬を持つ飼い主にとって非常に参考になります。ブログやSNSで情報を収集したり、飼い主同士の交流会に参加することで、有益な情報やサポートを得ることができます。

ブログやSNSで情報収集

多くの飼い主がブログやSNSで愛犬の心臓病に関する情報を共有しています。これらの情報を参考にすることで、実際の経験に基づいたアドバイスやヒントを得ることができます。

飼い主同士の交流会に参加

飼い主同士の交流会に参加することで、同じ悩みを持つ飼い主と情報交換ができます。交流会では、専門家の講演や相談会が行われることもあり、具体的なアドバイスを得ることができます。

愛犬との時間を大切に、前向きに過ごすために

心臓病の犬との生活は、飼い主にとっても大きな挑戦ですが、愛犬との時間を大切にし、前向きに過ごすことが重要です。愛犬の健康管理をしっかり行いながら、一緒に過ごす時間を楽しみましょう。

まとめ:愛犬と少しでも長く、幸せな時間を過ごすために

寝転ぶ柴犬の写真

心臓病の犬と暮らすには、食事や運動、生活環境など、様々な面で配慮が必要です。しかし、飼い主の愛情と適切なケアによって、愛犬と少しでも長く、幸せな時間を過ごすことができます。愛犬の様子をよく観察し、獣医師と連携しながら、愛犬にとって最善の選択をしてあげてください。


この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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