愛猫が胃腸炎でご飯を食べない!原因や対処法、獣医にかかる目安や食事

猫 エリザベスカラー 猫の病気と食事
・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する犬の療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。


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愛猫が突然ご飯を食べなくなったら、それは胃腸炎のサインかもしれません。この記事では、猫の胃腸炎の原因や症状、自宅での対処法、獣医にかかる目安などを詳しく解説します。愛猫の健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。

猫の胃腸炎とは?

室内で横になる愛猫

猫の胃腸炎は、様々な原因で胃や腸に炎症が起こり、嘔吐や下痢、食欲不振などの症状を引き起こす病気です。

原因

猫の胃腸炎の原因は多岐にわたります。主な原因としては、食事の急な変更、食べ物のアレルギー、感染症、寄生虫、ストレスなどが挙げられます。特に、食事の急な変更は猫の消化器系に大きな負担をかけるため、注意が必要です。

  • 感染性胃腸炎: ウイルスや細菌、寄生虫などの感染によって引き起こされます。特に、猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)や猫伝染性腸炎は重症化しやすい病気として知られています。

  • 非感染性胃腸炎: 食事の変更や異物誤飲、薬物、ストレスなどが原因で起こります。特に、子猫や老猫は消化機能が低下しやすいため注意が必要です。

  • その他の病気: 膵炎や炎症性腸疾患(IBD)、腫瘍など、他の病気が原因で胃腸炎の症状が現れることもあります。

症状

胃腸炎の症状には、嘔吐、下痢、食欲不振、体重減少、脱水症状などがあります。これらの症状が見られた場合は、早めに対処することが重要です。

  • 食欲不振

  • 元気がない

  • 嘔吐

  • 下痢

  • 脱水症状

  • 発熱

  • 腹痛

愛猫にこれらの症状が見られる場合は、速やかに動物病院を受診しましょう。

胃腸炎になりやすい猫の特徴

胃腸炎になりやすい猫の特徴としては、ストレスに弱い猫、免疫力が低下している猫、食事に敏感な猫などが挙げられます。特に、ストレスに弱い猫は環境の変化に敏感であり、胃腸炎を引き起こしやすいです。

  • 子猫

  • 老猫

  • ストレスを抱えやすい猫

  • 免疫力が低下している猫

  • 持病のある猫

これらの猫を飼っている場合は、日頃から健康管理に気を配り、少しでも異変を感じたら早めに動物病院を受診することが大切です。

愛猫が胃腸炎かも?様子を見守るポイント

猫 エリザベスカラー

愛猫の様子がおかしいと感じたら、まずは以下のポイントをチェックして、胃腸炎の可能性を探ってみましょう。

  • 食欲はあるか: いつも通りの量を食べているか、食べ残しが多いかなどを確認しましょう。

  • 嘔吐や下痢の有無: 嘔吐や下痢の回数や状態を観察し、吐しゃ物や便の状態も確認しましょう。

  • 元気や活気はあるか: いつも通り遊んでいるか、ぐったりしているかなどを観察しましょう。

  • お腹の状態: お腹を触ってみて、痛がったり、硬くなっていたりする場合は注意が必要です。

これらのポイントを参考に、愛猫の状態を記録しておくと、獣医に伝える際に役立ちます。

緊急度チェック:すぐに病院へ行くべき症状

愛猫が胃腸炎の症状を示している場合、以下の症状が見られたらすぐに動物病院へ連れて行くべきです。例えば、血便、激しい嘔吐、極度の脱水症状、元気がないなどの症状が見られた場合は、緊急の対応が必要です。

  • 反復する嘔吐

  • 血便や黒い便

  • 激しい下痢

  • 意識混濁

  • けいれん

  • 呼吸困難

これらの症状は命に関わることもあります。迷わずすぐに動物病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。

自宅でできる胃腸炎のケア

チュールとドッグフード

軽度の胃腸炎であれば、自宅でできるケアで症状が改善することもあります。愛猫が少しでも楽に過ごせるよう、以下のケアを試してみましょう。

食事の与え方

胃腸に負担をかけないよう、消化の良い食事を少量ずつ与えるようにしましょう。絶食は体力を消耗してしまうため、獣医師の指示がない限り避けましょう。

例えば、茹でた鶏肉や白米などが適しています。また、一度に大量の食事を与えるのではなく、少量ずつ頻繁に与えるようにしましょう。

水分補給の重要性

嘔吐や下痢が続くと脱水症状を引き起こしやすいため、こまめな水分補給が重要です。水飲み器を清潔に保ったり、新鮮な水を常に用意し、飲みやすい環境を整えてあげましょう。

ウェットフードやスープを与えたりするのも効果的です。また、場合によっては電解質補給飲料を与えることも検討してください。

安静できる環境作り

愛猫がゆっくり休めるよう、静かで快適な環境を整えてあげましょう。ケージに入れる場合は、清潔なタオルや毛布などを敷いてあげると良いでしょう。静かで落ち着いた場所を用意し、ストレスを最小限に抑えるようにしましょう。

胃腸炎の猫におすすめの食事

2匹の猫

胃腸炎の猫には、消化がよく、栄養価の高い食事を与えることが大切です。

与えて良い食べ物

胃腸炎の猫には、消化に良い食べ物を与えることが推奨されます。例えば、茹でた鶏肉や白米、かぼちゃなどが適しています。

  • 鶏肉(ささみ、胸肉など)

  • 白身魚(タラ、ヒラメなど)

  • ゆでた野菜(かぼちゃ、にんじんなど)

  • 白米

  • 猫用療法食

避けるべき食べ物

胃腸炎の猫には、脂っこい食べ物や刺激物、乳製品などは避けるべきです。これらの食べ物は消化器系に負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。

  • 油っこいもの

  • 香辛料の強いもの

  • 生肉

  • 生魚

  • 猫用おやつ

食事療法におすすめのフード

市販の食事療法用フードも検討してみてください。これらのフードは、消化に良い成分が含まれており、胃腸炎の猫に適しています。

フードの種類 特徴
ヒルズ消化ケア用フード 消化吸収に優れたタンパク質を使用し、食物繊維を配合することで、消化器官の負担を軽減します。
ロイヤルカナンアレルギー対応フード アレルギーの原因となる特定の食材を排除し、消化しやすい原料を使用しています。
ヒルズ回復期用フード 病気や手術後など、体力が低下している猫のために、高タンパク質・高カロリーで消化吸収性に優れた栄養を配合しています。

獣医師と相談しながら、愛猫の症状や体質に合ったフードを選びましょう。

どれくらいで治るの?動物病院へ行く目安

獣医師と猫

猫の胃腸炎がどれくらいで治るかは、原因や重症度、個体差によって異なります。

軽度の胃腸炎の場合

軽度の胃腸炎であれば、適切なケアを行うことで、数日から1週間程度で回復することが多いです。しかし、症状が改善しない場合は、動物病院での診察を受けることをお勧めします。

重症化するケース

重症化すると、入院が必要となる場合や、命に関わることもあります。重症化するケースでは、早急な治療が必要です。特に子猫や老猫、免疫力が低下している猫は注意が必要です。

特に、脱水症状や体重減少が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

動物病院での治療法

動物病院では、点滴や薬物療法などが行われることがあります。獣医師の指示に従い、適切な治療を受けることが重要です。原因に合わせて、以下のような治療が行われます。

  • 投薬治療(吐き気止め、下痢止め、抗生物質など)

  • 補液療法

  • 食事療法

猫の胃腸炎、予防のためにできること

愛猫を胃腸炎から守るためには、日頃から以下の点に注意し、予防に努めることが大切です。

食事管理

定期的な食事管理を行い、急な食事の変更を避けることが予防につながります。また、バランスの取れた食事を心がけましょう。

  • 食事の変更は徐々に行い、消化不良を起こさないように注意しましょう。

  • フードは湿気ないように密閉容器に入れたり、冷蔵庫で保管したりして、鮮度を保ちましょう。

  • 定期的に食器を洗い、清潔に保ちましょう。

ストレス軽減

猫のストレスを軽減するために、環境を整えることが大切です。例えば、静かで落ち着いた場所を用意し、ストレスを最小限に抑えるようにしましょう。

  • 猫が安心できる環境作りを心がけましょう。

  • 過度なスキンシップや遊びは避け、猫のペースに合わせましょう。

  • 多頭飼いの場合は、猫同士の相性を考慮し、ストレスを与えないように注意しましょう。

定期的な健康チェック

定期的な健康チェックを行い、早期に異常を発見することが予防につながります。獣医師の診察を受けることで、健康状態を把握し、適切な対策を講じることができます。

  • 定期的に動物病院で健康チェックを受け、早期発見・早期治療に努めましょう。

  • ワクチン接種やノミ・ダニ予防も忘れずに行いましょう。

まとめ:愛猫の胃腸炎、正しい知識と早めの対処を

猫の胃腸炎は、早期発見・早期治療が重要です。愛猫の様子がおかしいと感じたら、自己判断せず、早めに動物病院を受診しましょう。


この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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