犬にみかんを食べさせても大丈夫?安全性や注意点、専門家の見解

みかんの画像 犬・猫トピック

愛犬にみかんをあげたいけど、本当に大丈夫?

この記事では、犬がみかんを食べることによる影響、適切な量や与え方、注意点、そして万が一食べてしまった時の対処法まで、獣医師の見解を参考にしながら詳しく解説します。

犬はみかんを食べても大丈夫?

ハーネスをつけたポメラニアン1匹の写真

犬は少量のみかんを摂取しても、通常は問題ありません。しかし、大量摂取やアレルギー体質の犬には注意が必要です。みかんの成分と犬への影響、適切な量、そして与える際の注意点について理解を深めましょう。

みかんの成分と犬への影響

みかんにはビタミンC、カリウム、食物繊維などが含まれています。ビタミンCは抗酸化作用があり、犬の免疫力向上に役立つと考えられます。

しかし、犬は体内でビタミンCを生成できるため、必須栄養素ではありません。過剰摂取は下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。また、みかんの酸は胃腸に刺激を与える場合があり、特に子犬や胃腸の弱い犬は注意が必要です。

犬がみかんを食べても良い量と頻度

犬にみかんを与える場合は、少量を時々与える程度にしましょう。小型犬であれば1~2房、中型犬で2~3房、大型犬で3~4房程度が目安です。

ただし、個体差があるため、愛犬の様子を見ながら調整することが重要です。毎日与えることは避け、おやつとして週に1~2回程度に留めましょう。

みかんを与える際の注意点:種と皮は危険

みかんを与える際は、必ず種と皮を取り除きましょう。種には青酸配糖体が含まれており、犬が大量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があります。

皮も消化が悪く、嘔吐や下痢の原因となることがあります。また、白い筋も消化しにくいため、取り除くのがおすすめです。缶詰のみかんは糖分が多く含まれているため、与えないようにしましょう。

犬がみかんを食べてしまった時の対処法

皮をむいたミカンの写真

万が一、犬がみかんを大量に食べてしまったり、異変が見られた場合は、落ち着いて適切な対処を行いましょう。

犬がみかんを食べた後に見られる症状

犬がみかんを食べた後に見られる症状としては、嘔吐、下痢、腹痛などがあります。これらの症状が見られた場合は、すぐに対処が必要です。

また、種や皮を食べてしまった場合は、腸閉塞のリスクもあるため注意が必要です。また、アレルギー反応として、皮膚のかゆみ、発疹、呼吸困難などが起こる可能性もあります。

症状が出た時の対処法と獣医師への相談

症状が軽い場合は、様子を見守り、水分を十分に与えましょう。しかし、症状が重い場合や改善が見られない場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

食べた量や種類、症状などを正確に伝え、指示に従ってください。自己判断で対処せず、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

以下の2つのサイトで、犬の救急に対応した動物病院を探すことができます。

  1. 夜間・救急動物病院マップ
    • このサイトでは、全国の夜間救急動物病院を地図上で探すことができます。現在地から近隣の動物病院を表示し、緊急時に迅速に対応できる病院を見つけることができます。
  2. 犬の緊急時に対応できる病院リストを作っておこう!24時間電話相談の可能なサービスも紹介 – Pet Friends.jp
    • こちらのサイトでは、犬の緊急時に対応できる動物病院のリストを提供しています。24時間電話相談が可能なサービスも紹介されており、緊急時の対処法や適切な動物病院の選び方についても詳しく解説されています。

これらのサイトを利用して、緊急時に迅速に対応できる動物病院を見つけてください。

犬に与えても良い果物と野菜

果物の画像

みかん以外にも、犬に与えても安全な果物や野菜はたくさんあります。愛犬の健康のために、バランスの良い食事を心がけましょう。

犬に安全な果物と野菜の例

犬に安全な果物としては、りんご(種を除く)、バナナ、ブルーベリーなどがあります。野菜では、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃなどが適しています。これらの果物や野菜は、適量を守って与えることで、犬の健康をサポートします。

果物/野菜 特徴 与え方
りんご 食物繊維が豊富 皮と種を取り除き、少量を与える
バナナ カリウムが豊富 適量を与える
ブルーベリー 抗酸化作用が高い 少量を与える
にんじん ビタミンAが豊富 生または加熱して少量を与える
かぼちゃ ビタミンA、食物繊維が豊富 種とワタを取り除き、加熱して少量を与える

 

 

犬に与えてはいけない果物と野菜

犬に与えてはいけない果物としては、ぶどう、レーズン、アボカド、玉ねぎ、ネギ類などあります。これらは犬にとって有害で、腎不全や中毒症状を引き起こす可能性があります。野菜では、玉ねぎ、にんにく、ネギ類が危険です。これらの食材は絶対に避けましょう。

 

獣医師が解説する犬とみかんの関係性について

獣医師と猫

以下の2つのサイトで、犬とみかんの関係性について獣医師の見解が掲載されています。

1. 犬にみかんは大丈夫?獣医師が解説

この【獣医師執筆】犬にみかんは大丈夫?柑橘類を与えるときの注意点を解説! – 犬猫ごはんでは、獣医師がみかんの成分と犬への影響について詳しく解説しています。

みかんにはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、適量であれば犬の健康に良い影響を与えることができます。ただし、過剰摂取は消化不良や下痢を引き起こす可能性があるため、与える量には注意が必要です。

2. 犬にみかんを与えても大丈夫?獣医師の見解

こちらのサイト【獣医師監修】犬にみかんを与えても大丈夫。みかんを食べるメリットと与え方を解説|いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、みかんを犬に与える際のメリットと注意点について獣医師が解説しています。みかんには抗酸化作用があり、免疫力の向上や老化防止に役立つとされています。しかし、種や皮は消化しにくく、腸閉塞のリスクがあるため、必ず取り除いてから与えることが推奨されています。

これらのサイトを参考にして、犬にみかんを与える際のポイントを理解してください。

まとめ:犬とみかんの正しい付き合い方

犬にみかんを与える場合は、少量を時々与える程度にし、種や皮は必ず取り除きましょう。万が一、犬がみかんを大量に食べてしまったり、異変が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することが大切です。犬の健康を守るためには、正しい知識を持って、適切な食事管理を行うようにしましょう。

 

 

 

この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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