腎臓病の愛犬におすすめ!ロイヤルカナンとヒルズの療法食を比較

ドッグフードを見る犬 犬の腎臓病について
・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する犬の療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。

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愛犬が腎臓病と診断されたら、食事療法が非常に重要になります。この記事では、腎臓病の犬にとっての食事療法の重要性、療法食の選び方、そして代表的な療法食ブランドであるロイヤルカナンとヒルズを比較しながら解説していきます。

愛犬の腎臓病、食事でサポート!療法食の選び方

犬の病気を診断する獣医師の画像

犬の病気を診断する獣医師の画像

腎臓病は、進行すると完治が難しい病気ですが、食事療法によって進行を遅らせ、愛犬のQOL(生活の質)を維持することができます。ここでは、犬の腎臓病と食事療法の関係、そして最適な療法食選びのポイントについて解説します。

犬の腎臓病とは? 食事療法が重要な理由

腎臓は、血液中の老廃物を濾過し、尿として体外へ排出する役割を担っています。腎臓病になると、この機能が低下し、体内に老廃物が蓄積され、様々な症状が現れます。

腎臓病の初期段階では、目立った症状が現れないことが多いですが、進行すると、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、体重減少、口内炎、貧血などの症状が現れます。

食事療法は、腎臓への負担を軽減し、これらの症状を緩和するために非常に重要です。具体的には、以下のような効果が期待できます。

  • 腎臓への負担軽減: たんぱく質やリンなどの摂取量を制限することで、腎臓の濾過機能への負担を軽減することができます。

  • 老廃物の蓄積抑制: カリウムやナトリウムなどの電解質を調整することで、体内の老廃物の蓄積を抑制することができます。

  • 合併症の予防: 腎臓病が進行すると、高血圧や貧血などの合併症を引き起こす可能性があります。食事療法によって、これらの合併症を予防することができます。

腎臓病の食事療法、どんなフードを選べばいい?

腎臓病の犬には、特別に調整された療法食が必要です。これらのフードは、腎臓に負担をかけないように設計されており、必要な栄養素をバランスよく含んでいます。具体的には、低タンパク質、低リン、高脂肪のフードが適しています。

  • 低たんぱく質: たんぱく質は、腎臓に負担をかけるため、摂取量を制限する必要があります。ただし、たんぱく質は体の構成成分として重要な栄養素でもあるため、不足しすぎないように注意が必要です。

  • 低リン: リンは、腎臓病の進行を早めるため、摂取量を制限する必要があります。

  • 低ナトリウム: ナトリウムは、腎臓に負担をかけ、高血圧のリスクを高めるため、摂取量を制限する必要があります。

  • 高消化性: 消化の良いフードを選ぶことで、消化吸収を助け、腎臓への負担を軽減することができます。

  • 高カロリー: 食欲が低下しやすいため、少量でも必要なエネルギーを摂取できるよう、高カロリーなフードを選ぶことが大切です。

療法食を選ぶ上での注意点 – 愛犬の状態をよく観察しよう

療法食を選ぶ際には、愛犬の病期(ステージ)、年齢、体重、症状、嗜好などを考慮することが大切です。また、フードの成分表を確認し、愛犬に適した栄養バランスが取れているかを確認することも大切です。

同じ腎臓病であっても、個体差があるため、愛犬に合ったフードを見つけることが重要で必要に応じて獣医師に相談しましょう。

  • 獣医師の指示に従う: 療法食は、あくまで治療の一環として使用するため、必ず獣医師の指示に従って与えてください。

  • 食事の切り替えは徐々に行う: 急に食事を切り替えると、消化不良を起こす可能性があります。新しいフードを少しずつ混ぜながら、1〜2週間かけて切り替えるようにしましょう。

  • 愛犬の様子をよく観察する: 食欲、嘔吐、下痢、体重の変化など、愛犬の様子をよく観察し、異常があればすぐに獣医師に連絡しましょう。

ロイヤルカナンとヒルズ、腎臓病の療法食を徹底比較!

ドッグフードのイメージ写真

ドッグフードのイメージ写真

腎臓病の犬用療法食として、ロイヤルカナンとヒルズは特に知名度の高いブランドです。ここでは、それぞれのブランドの特徴や製品ラインナップ、メリット・デメリットを比較していきます。

ロイヤルカナン 腎臓サポートの特徴、メリット・デメリット

ロイヤルカナン 犬 腎臓サポート

ロイヤルカナンの腎臓サポートは、腎臓の健康を維持するために特別に設計されたフードです。低タンパク質、低リン、高脂肪のバランスが取れており、腎臓にかかる負担を軽減します。

メリットとしては、嗜好性が高く、食欲が低下しがちな犬でも食べやすい点が挙げられます。一方で、価格が高めであることがデメリットです。

腎臓サポートは、慢性腎臓病の犬のために開発された療法食です。

メリット

  • 嗜好性が高い: ロイヤルカナンは、嗜好性の高さに定評があります。腎臓病の犬は、食欲が低下しやすいため、喜んで食べてくれるフードであることは大きなメリットです。

  • 豊富なラインナップ: ドライフード、ウェットフード、腎臓病のステージに合わせた製品など、豊富なラインナップが揃っています。愛犬の状態に合わせて、最適なフードを選ぶことができます。

  • 入手しやすい: 動物病院だけでなく、ペットショップやオンラインショップでも購入することができます。

デメリット

  • 価格が高い: 他のフードと比較して、価格が高めです。

  • 人工添加物を使用している: 保存料や酸化防止剤に人工添加物を使用してます。※基準値は守られています。

ヒルズ 腎臓ケアk/d の特徴、メリット・デメリット

ヒルズ腎臓ケア猫の画像

ヒルズ腎臓ケアk/d は、アメリカに本社を置くペットフードメーカーです。科学的な根拠に基づいた製品開発を行い、世界中の獣医師から信頼を得ています。

低タンパク質、低リン、高脂肪のバランスが取れており、腎臓の負担を軽減します。メリットとしては、栄養バランスが良く、長期的に与えることができる点が挙げられます。デメリットとしては、一部の犬にとっては嗜好性が低い場合があることです。

腎臓ケアは、犬の慢性腎臓病の管理を目的とした療法食です。

メリット

  • リンの含有量が少ない: 腎臓ケアは、ロイヤルカナンと比較して、リンの含有量が少ない点が特徴です。リンの摂取制限は、腎臓病の食事療法において非常に重要です。

  • 高品質な原材料を使用: ヒルズは、高品質な原材料を使用し、厳格な品質管理を行っています。

  • 様々なフレーバーがある: チキン、サーモンなど、様々なフレーバーがあるため、飽きずに食べてくれる可能性があります。

デメリット

  • 嗜好性が低い: ロイヤルカナンと比較して、嗜好性が低いという声も聞かれます。

  • 値段:一般のドッグフードと比較すると価格が高めです

ロイヤルカナンとヒルズ、それぞれの腎臓病用フードを比較!

項目 ロイヤルカナン 腎臓サポート ヒルズ 腎臓ケア
たんぱく質 制限 制限
リン 制限 より厳しく制限
ナトリウム 制限 制限
カロリー 高カロリー 高カロリー
嗜好性 高い やや低い
価格 高い 高い
添加物 人工添加物なし 保存料・酸化防止剤

フード選びに迷ったら…獣医師に相談!

犬の病気を診断する獣医師の画像

犬の病気を診断する獣医師の画像

ロイヤルカナンとヒルズ、どちらの療法食が良いかは、愛犬の状態によって異なります。フード選びに迷った場合は、自己判断せずに、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

手作り食は? 腎臓病の犬に与えても良い食事

腎臓病の犬に手作り食を与える場合は、栄養バランスに特に注意する必要があります。獣医師の指導の下、レシピを作成し、食材選びや調理方法を工夫しましょう。

手作り食を考える場合は、獣医師と相談しながら栄養バランスを整えることが重要です。低タンパク質、低リン、高脂肪の食材を使用し、愛犬の健康をサポートしましょう。

愛犬のQOL向上のため、飼い主ができること

愛犬の生活の質(QOL)を向上させるためには、適切な食事療法だけでなく、定期的な健康チェックや適度な運動も重要です。愛犬の状態をよく観察し、必要に応じて獣医師に相談しましょう。

  • ストレスを減らす: ストレスは、腎臓病の症状を悪化させる可能性があります。愛犬が安心して過ごせる環境作りを心がけましょう。

  • 適度な運動: 腎臓病の犬にとって、激しい運動は禁物ですが、適度な運動は、体力維持やストレス軽減に役立ちます。獣医師と相談の上、愛犬に合った運動メニューを考えましょう。

  • 愛情を持って接する: 愛犬にとって、飼い主の存在は大きな支えになります。たくさん愛情を注いであげましょう。

まとめ:愛犬に最適な食事で、腎臓病をサポートしよう

腎臓病の愛犬に適した療法食を選ぶことは、健康管理において非常に重要です。ロイヤルカナンとヒルズの療法食を比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で、愛犬に最適な食事を選びましょう。適切な食事療法とケアで、愛犬の健康と幸せをサポートしてください。


この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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