心臓病の猫に配慮された安全なおやつとは!選び方の基準やおすすめ製品

寝転ぶ猫 猫の病気と食事
・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。

愛猫が心臓病と診断されると、飼い主としては食事やおやつについても気になってしまうもの。「今まで通りのおやつを与えても大丈夫?」「何か特別なものをあげた方がいいのかな?」など、様々な疑問が浮かびますよね。

こちらの記事では、心臓病の猫ちゃんにおやつを与える際の注意点と、おすすめのおやつについて、獣医師や専門家監修のものの解説していきます。

愛猫の心臓病、おやつ選びはどう変わる?

こちらをのぞく猫

心臓病の猫ちゃんにとって、食事やおやつは健康管理の重要な要素となります。適切なものを選ぶことで、心臓への負担を軽減し、症状の進行を遅らせる効果も期待できます。

心臓病の猫にとって、食事やおやつが重要な理由

心臓病になると、心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液を送り出すことが難しくなります。
この状態が続くと、様々な臓器に負担がかかり、症状が悪化する可能性も。

そこで重要になるのが、食事療法です。心臓病の猫に配慮した食事やおやつを選ぶことで、心臓への負担を軽減し、健康状態を改善・維持できる可能性があります。また、低脂肪の食事は体重管理を助け、肥満による心臓への負担を軽減します。

与えてはいけないものとは?注意すべき成分

心臓病の猫に与えてはいけない成分には、塩分、脂肪分、そして特定の添加物があります。塩分は血圧を上昇させ、心臓に負担をかけるため、避けるべきです。

また、脂肪分が多いおやつは肥満を引き起こし、心臓病のリスクを高めます。さらに、人工的な添加物や保存料は、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、成分表示をよく確認することが重要です。

  • 塩分: 塩分の過剰摂取は、心臓病の悪化因子となります。

  • 脂肪: 脂肪分の多い食事は、肥満の原因となり、心臓に負担をかけます。

  • リン: リンは、心臓病の猫では制限が必要となる場合があります。

  • 人工添加物: 着色料や香料などの人工添加物は、猫の体に負担をかける可能性があります。

心臓病の猫のためのおやつ選び、4つのポイント

かぼちゃ

愛猫に安心して与えられるおやつを選ぶために、以下の4つのポイントを参考にしましょう。

低塩であることを確認

製品の成分表示を確認し、ナトリウム含有量の少ないものを選びましょう。一般的に、人間用の食品は猫用よりも塩分が多い傾向があります。
「無塩」「減塩」と表示された製品や、ナトリウム含有量が低いものを選ぶように心がけましょう。

低脂肪で、消化しやすいものを

脂肪分の多いおやつは、消化不良を起こしたり、肥満の原因となったりする可能性があります。
鶏ささみ、白身魚、豆腐など、低脂肪で消化しやすい食材を使ったおやつを選びましょう。

原材料にも気を配ろう!

人工添加物や保存料を多く含むおやつは、猫の体に負担をかける可能性があります。
できるだけ、自然素材で作られた、無添加のおやつを選びましょう。
原材料名を確認し、穀物や人工添加物が多く含まれている場合は避けるようにしましょう。

愛猫の年齢や症状に合ったものを

子猫用、老猫用、心臓サポートなど、愛猫の年齢や症状に合わせたおやつが販売されています。
愛猫の状態に合わせて、適切なものを選びましょう。

心配な場合は、獣医師に相談してみるのも良いでしょう。

【獣医師監修】心臓病の猫におすすめのおやつを紹介

獣医と猫

ここでは、心臓病の猫ちゃんにおすすめのおやつを、市販のものと手作りのおやつに分けてご紹介します。

心臓病の猫に適したおやつを選ぶ際には、低塩分・低脂肪で、消化しやすいものを選ぶことが重要です。以下に、獣医師監修のもとでおすすめされているおやつを3つ紹介します。

1. 【獣医師×ペット栄養管理士監修】 犬猫生活 犬用 高エネルギー ピューレ チキン&ビーフ味

特徴:

犬猫生活 犬用 高エネルギー ピューレ チキン&ビーフ味は、特にシニア犬や食欲が落ちてきた犬に適した高栄養のおやつです。以下にその主な特徴を紹介します。

  1. 高エネルギー設計:
    • 効率的なエネルギー補給: 1本で約13kcalを摂取でき、少量でもしっかりと栄養とカロリーを補給できます。特に、食欲が落ちている犬や体力が必要な犬に適しています。
  2. 消化に優しいMCTオイル:
    • MCTオイル採用: 一般的な油と比べて4倍も早く消化される中鎖脂肪酸(MCTオイル)を使用しており、消化の負担を最小限に抑えます。これにより、エネルギーを効率よく摂取できます。
  3. 低リン・低ナトリウム:
    • 腎臓と心臓に配慮: 低リン・低ナトリウム設計で、腎臓や心臓に負担をかけないように配慮されています。特に、腎臓や心臓に問題がある犬にも安心して与えられます。
  4. 無添加・ヒューマングレード:
    • 安心の無添加: 保存料、着色料、香料を一切使用していないため、安心して与えることができます。国産の牛肉と鶏肉を使用し、品質にもこだわっています。
  5. 高い嗜好性:
    • 美味しさを追求: 国産の牛肉と鶏肉をミックスし、犬が喜ぶ美味しさに仕上げています。とろっとしたテクスチャで、どんな犬でも食べやすいのが特徴です。

このピューレは、特にシニア犬や食欲が落ちてきた犬におすすめの高栄養おやつです。愛犬の健康を第一に考え、適切な栄養補給をサポートします。

2. 銀のスプーン おいしい顔が見られるおやつ 腎臓の健康維持用

特徴:

銀のスプーン おいしい顔が見られるおやつ 腎臓の健康維持用 カリカリ シーフードは、猫の腎臓の健康をサポートするために特別に設計されたおやつで、心臓病の猫にもてきしています。以下にその主な特徴を紹介します。

  1. 腎臓の健康維持に配慮:
    • リンの制限: 腎臓の健康を維持するために、リンの含有量を制限しています。これは、腎臓に負担をかけずに健康をサポートするためです。
    • オリゴ糖配合: 腸内環境を整えるオリゴ糖が含まれており、消化を助ける効果があります。
  2. 栄養バランス:
    • 高タンパク質: タンパク質が豊富で、猫の筋肉維持に役立ちます。
    • 低脂肪: 脂肪分が少なく、体重管理にも適しています。
  3. 多様な食感:
    • カリカリとした食感: 猫が楽しめるカリカリとした食感で、食べる喜びを提供します。
    • シーフードの風味: まぐろ、かつお、白身魚、しらすなどのシーフードが含まれており、猫の嗜好に合った美味しさを提供します。
  4. 安心の国産:
    • 国産素材使用: 日本国内で製造されており、品質管理が徹底されています。

このおやつは、腎臓の健康を維持しながら、猫が美味しく楽しめるように設計されています。心臓病の愛猫の健康を第一に考えた選択肢としてもおすすめです。

※療法食を与える場合は、必ず獣医師の指導のもと、適切な量を与えてください。

手作りおやつのススメ&レシピ例

手作りおやつなら、愛猫の好みに合わせて、安心して与えられるものを用意できます。

簡単!鶏ささみのふわふわおやつ

【材料】

  • 鶏ささみ:50g

【作り方】

  1. 鶏ささみは筋を取り除き、細かく刻むか、フードプロセッサーでペースト状にする。

  2. 耐熱皿に薄く広げ、ラップをかけずに電子レンジで加熱する。(600Wで1分~1分半程度)

  3. 竹串などで簡単に切れる固さになったら完成。

ポイント

  • 加熱時間は様子を見ながら調整してください。

  • 冷蔵庫で2~3日を目安に保存可能です。

おやつを与える上での注意点

おやつは、あくまで主食の補助として与え、与えすぎには注意しましょう。

与える量と頻度

おやつの量と頻度は、猫の体重や健康状態に応じて調整する必要があります。一般的には、1日に与えるおやつの量は、総カロリーの10%以下に抑えることが推奨されます。

また、頻度も週に数回程度に制限し、過剰な摂取を避けるようにしましょう。

愛猫の様子をよく観察すること

おやつを与えた後、愛猫の様子をよく観察しましょう。嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が見られた場合は、おやつが合っていない可能性があります。
その際は、与えるのを中止し、獣医師に相談しましょう。

定期的な健康チェックと獣医師への相談

定期的な健康チェックと獣医師への相談は、心臓病の猫の健康管理に欠かせません。定期的に獣医師の診察を受け、愛猫の状態に合わせて、おやつについても相談するようにしましょう

まとめ:愛猫の健康を第一に、おやつを選んであげましょう

心臓病の猫に適したおやつを選ぶ際には、低塩分・低脂肪で消化しやすいものを選び、原材料にも注意を払いましょう。

市販のおやつや手作りおやつを上手に活用し、今回の内容を参考に、愛猫の健康状態や好みに合わせて、安全で美味しいおやつを選んであげてくださいね!


この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

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