犬はバナナを食べてもいいの?注意点と手作りおやつのレシピ

お座りするチワワの画像 犬・猫トピック
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・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する犬の療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。

猫の療法食≫≫≫ ヒルズとロイヤルカナンの比較≪≪≪

どこでも手軽に購入できるバナナには、健康に良い成分がたくさん含まれており、それは犬にも当てはまります。

ただ、本当に犬がバナナを食べても大丈夫なのか心配に感じる飼主さんも多いようです。このページでは根本的に犬がバナナを食べていいのかどうかの問題と注意点、おやつとして与える場合の手作りレシピについて詳しく説明します。

犬はバナナを食べていいのかどうか

根本的な問題ですが、犬がバナナを食べても通常は安全です。 バナナは栄養価が高く、食物繊維やビタミンが含まれており、犬にとってもおやつとして適しています。

ただ、そのまままるごと食べていいわけではなく、消化しにくい皮は除く必要があり、皮をむいて適量にしてください。 また、犬が大量にバナナを摂取すると下痢のリスクがあるため注意が必要です。

バナナに含まれる栄養価について

バナナの写真

バナナの写真

バナナは栄養価が豊富なフルーツで、以下の主要な栄養素が含まれています。バナナ100gあたりに含まれる栄養素は以下の通りです。

・エネルギー:約89カロリー
・炭水化物:約22.8g
・糖分:約12.2g
・食物繊維:約2.6g
・タンパク質:約1.1g
・脂質:約0.3g
・ビタミンC:約8.7mg
・ビタミンB6:約0.4mg
・ビタミンA:約64IU
・カリウム:約358mg
・マグネシウム:約27mg
・フォリック酸:約20μg

バナナは特にカリウム、ビタミンC、食物繊維が豊富で、消化器官の健康、免疫システムのサポート、筋肉機能の維持に効果的なことが知られています。また、バナナは低脂肪で、糖分は天然の果糖そのため、人に対しても健康的なエネルギー源として選択されることが多いです。

バナナには注意が必要な犬

獣医師に抱かれる犬の画像

獣医師に抱かれる犬の画像

栄養価の高いバナナですが、注意が必要なケースもあります。次はバナナを避けたほうが良い犬の健康状態についてまとめました。

犬にも稀にバナナアレルギーがある

まれなケースですがバナナにアレルギー反応を示す犬もいます。とうぜん、アレルゲンであるバナナを食べていいわけがありません。バナナを食べると吐く、少量でも下痢をするなど、いくつかの症状が見られますが、犬のバナナアレルギーの詳細はいかのとおりです。

アレルギーの原因

・バナナアレルギーは、犬の免疫系がバナナの特定の成分に反応するために発生します。一般的な原因は、バナナのタンパク質やアレルゲンです。

バナナアレルギーの犬に起こる症状

犬がバナナにアレルギー反応を示す場合、以下の症状が現れます。

・かゆみや皮膚の発疹
・体の腫れ
・鼻水やくしゃみ
・消化器の問題(吐く、下痢)
・呼吸困難

犬のバナナアレルギーを診断する方法

・バナナアレルギーを確定するためには、獣医師によるアレルギー検査が必要です。これには皮膚検査や血液検査が含まれます。

バナナアレルギーの犬の体調管理と治療法

・バナナアレルギーを確認した場合、対処法はバナナを与えないことです。バナナを与えないことでアレルギー症状を予防できます。また、症状が重い場合は、症状の管理やアレルギーの薬物治療が必要になることがあります。

バナナアレルギーは犬にとって珍しい症状ですが、特定の症状が見られる場合、獣医師に相談し、必要な診断と治療を受けることが大切です。また、犬の食事に新しい食材を導入する際には、注意して様子を見て、アレルギー反応がないことを確認しましょう。

糖尿病や高血糖、心臓や腎臓にトラブルを抱える犬にバナナはNG

足を広げる犬の画像

高血糖や糖尿病を発症している犬、心臓や腎臓に問題のある犬にとって、バナナは特に注意が必要な食品になります。以下はその理由と、バナナを避けたほうが良い犬の病気についての説明です。

高血糖や糖尿病の犬

・バナナには糖質が含まれており、糖尿病や高血糖の犬には糖質分の摂取を制限する必要があります。

心臓にトラブルを持つ犬への注意

・バナナにはカリウムが豊富に含まれており、通常は健康な犬にとっては良い栄養素です。ただ、心臓にトラブルを抱えた状態の犬には、心臓のリズムに影響を与え、不整脈を起こす可能性があるため、与えない方が良いでしょう。

腎臓のトラブルを抱える犬への注意

・バナナにはカリウムが多く含まれていますが、腎臓のトラブルを抱えた犬にとって、高カリウムの食は腎臓への負担となります。 腎臓の機能が低下している場合、高カリウムの摂取は血液中のカリウム濃度を上昇させ、腎臓に負担をかけます。

バナナを避けたほうが良い犬の病気には、高血糖や糖尿病、心臓疾患や腎臓疾患のほかにも、以下のような状態が含まれます。

過体重や肥満の犬:
・バナナはカロリーがあるため、過体重の犬には過剰な摂取が体重増加につながる可能性があります。

消化器系のトラブルを抱える犬:
・バナナには食物繊維が多く含まれているため、犬が消化器系の問題を抱えている場合、過剰なバナナ摂取は逆に消化を悪くさせることがあります。

以上がバナナに注意が必要な犬の健康トラブルですが、個体や病状によって異なるケースがあったり、ほかにも注意が必要な病状もあるため、健康状態にトラブルがある場合は必ず獣医師に相談してください。

犬のバナナの与え方

皮をむいたバナナの写真

次は、バナナの与え方について説明します。犬にとってもバナナはおやつです。体の大きさに合わせた給与量の目安や、おやつを手作りするさいのレシピについて詳しくお伝えします。

必ず皮をむいて与える理由

犬にバナナを考与える際に皮をむく理由はいくつかあります。まず、バナナの皮は消化に適していません。犬の消化器官は果物の皮を分解しにくいため、皮を取り除かないと消化が困難です。

また、バナナの皮には農薬や汚れが付着していることがあるため、皮を取り除くことで犬の健康を守ることができます。さらに、バナナの栄養価は主に果肉に含まれており、皮にはほとんど栄養がありません。 バナナを犬に考える際には、皮をむいて食べやすい大きさに切り分けてあげるようにしましょう。

おやつとしての給与量の目安

バナナは主食ではなくおやつとして考えるのが適切です。小型犬、中型犬、大型犬それぞれの1日のバナナの適切な給与量の目安を以下に示しますので参考にしてください。

小型犬(体重5kg以下)のバナナ給与量

・バナナの1/4から1/2本程度が適量です。バナナは小さな犬にとっても栄養価が高いため、適度な量を守りましょう。

中型犬(体重5kgから25kg)のバナナの給与量

・バナナの1/2から1本が目安です。中型犬は小型犬よりも多めに与えても良いですが、過剰摂取には注意が必要です。

大型犬(体重25kg以上)のバナナ給与量

・バナナの1本から1.5本の程度が適切です。大型犬は体重が大きいため、そこそこ与えても問題ありませんが、食事全体のバランスを考えることが重要です。

バナナは健康に良いおやつとして提供できますが、犬の体重、年齢、健康状態、活動量に合わせて調整し、適度な量を守ることが大切です。また、バナナは栄養価が高いため、与える過ぎないようにしましょう。

バナナを使ったおやつの手作りレシピ

バナナとヨーグルトのおやつ

次は、バナナを使った犬のおやつレシピをいくつか紹介します。

レシピ①バナナとオート麦のクッキー

材料:
バナナ、オート麦、卵

おやつの手作りレシピ
バナナを潰し、オート麦と卵を混ぜて生地を作り、クッキーの形に整形。オーブンで焼いて完成。犬のおやつとして提供。

おやつ手作りレシピ②バナナとヨーグルトのパフェ

材料:
熟したバナナ 1本
低脂肪ヨーグルト 1/2カップ
ブルーベリー(生または冷凍) 1/4カップ

おやつの手作りレシピ:
バナナをスライスし、ヨーグルトと対話に層にします。
ブルーベリーをトッピングして完成です。冷たい状態で提供します。

手作りのレシピ③バナナとヨーグルトのフローズンポップス

材料:
バナナ、無糖ヨーグルト、少量の蜂蜜(任意)

手作りおやつレシピ:
バナナをスライスし、ヨーグルトと蜂蜜(無糖ヨーグルトを使用する場合)で混ぜ、アイスポップの型に流し込んで凍らせて置きます。冷たいおやつとして提供します。

手作りレシピ④ヨーグルトバナナのケーキ

材料:
バナナ、無糖ヨーグルト、小麦粉、卵

手作りおやつのレシピ:
バナナを潰し、ヨーグルト、小麦粉、卵を混ぜて生地を作り、オーブンで焼いてケーキ状に。犬の特別な日に提供します。

これらのおやつはバナナやヨーグルトを活用した犬のおやつのアイデアです。 なお、個々の犬の食事制限やアレルギーに気をつけ、適切な量で提供してください。

何歳から食べてもいいの?老犬は大丈夫?

ねんねするビーグルの写真

犬が何歳からバナナを食べて大丈夫かは、生後半年を超えてからが目安です。バナナ自体は犬にとって一般的に安全で、多くの犬が生後半年を過ぎたあたりからなら、何歳からでもバナナを食べても問題はありません。

ただ、前述したようなアレルギーや健康トラブルを抱えた犬は注意が必要です。また、老犬は腎臓や心臓の機能が低下していることから配慮が必要。老犬はいろいろな健康トラブルを抱えていることが多いため、専門家や獣医師に相談のうえバナナの摂取を検討しましょう。

まとめ

犬はバナナを食べていいかどうかの問題や注意点、食べ方について詳しく説明しました。お伝えした健康状態を除けばバナナは栄養価の高いおやつといえるでしょう。

注意点や手作りレシピが参考になれば幸いです。愛犬と健康で楽しい毎日を送っていけるよう、心からお祈りします。

健康状態が悪い場合はこちらもチェック

犬がバナナを食べていいかどうか調べてる方のなかには、愛犬が病気になっていることで体に良いものをさがしてる飼主さんもいるかと存じます。

病気に合わせて選べるおすすめの療法食と呼ばれるドッグフードをまとめた記事や、バナナを与えることで犬の健康をサポートできる疾患の食事について解説したページが参考になるかもしれません。

⇒ 犬 療法食 おすすめ

⇒ 老犬 ご飯たべない


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