胃腸炎の愛猫に適した食事手作りのレシピ@消化に優しく栄養価を高く

子猫の画像 猫の病気と食事
・獣医師や動物栄養の専門家が開発・推奨する犬の療法食とは↓
療法食名 特徴
⇒ ヒルズ ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。
⇒ ロイヤルカナン ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。
⇒ 和漢の国産療法食 ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。

猫の療法食≫≫≫ ヒルズとロイヤルカナンの比較≪≪≪

愛猫が胃腸炎で食欲不振…。そんな時こそ、消化に優しく栄養満点な手作り食がおすすめです。この記事では、胃腸炎の猫ちゃん向け手作り食のレシピや注意点、獣医師への相談のタイミングまで詳しく解説します。

なぜ胃腸炎の猫に手作り食?

猫の写真

愛猫が胃腸炎になったら、消化の良いフードを選び、食欲がない場合は何とか食べさせようと工夫する飼い主さんも多いでしょう。そこで検討したいのが、手作り食です。

胃腸炎の猫に手作り食を与える理由は、市販のフードと手作り食の違いや、手作り食のメリット・デメリットを理解することから始まります。

市販のフードと手作り食の違い

市販のフードは、総合栄養食として必要な栄養バランスが計算されています。一方、手作り食は飼い主が食材を選び、調理するため、猫ちゃんの体調や好みに合わせた食事を作ることができます。

ただ、市販のフードは栄養バランスが整っている一方で、添加物や保存料が含まれていることがあります。手作り食は、飼い主が食材を選び、調理方法を工夫することで、愛猫の健康状態に合わせた食事を提供できます。

手作り食のメリット・デメリット

手作り食のメリットは、愛猫の好みに合わせた食材を使用できることや、添加物を避けられることです。しかし、栄養バランスを保つのが難しい点や、調理に時間がかかる点がデメリットです。

区分 メリット デメリット
安全性 新鮮な食材を選べる 食材の保管方法に注意が必要
嗜好性 愛猫の好みに合わせられる 毎回同じ味にならない場合がある
栄養バランス 猫の体調に合わせて調整できる 栄養バランスに偏りが生じる可能性がある
消化吸収 消化しやすい食材を選べる 消化不良を起こす可能性もある
コスト 食材によっては安価に済む 食材の種類によっては高価になる
手間 調理に手間がかかる

手作り食は、愛猫の体調や好みに合わせて作れる点が大きなメリットですが、栄養バランスや衛生管理には注意が必要です。

胃腸炎の猫に安心して与えられる!手作り食の基本

室内で横になる愛猫

胃腸炎の猫に手作り食を与える際の基本は、食材選び、調理方法、頻度・量を適切に管理することです。胃腸炎の猫ちゃんに手作り食を与える場合、以下の3つのポイントを押さえましょう。

食材選びのポイント

消化に良い食材を選ぶことが重要です。例えば、鶏肉、白身魚、かぼちゃ、豆腐などが適しています。これらの食材は、胃腸に負担をかけず、栄養価も高いです。

  • おすすめ食材: 鶏むね肉(皮なし)、白身魚(タラ、ヒラメなど)、豆腐、かぼちゃ、さつまいもなど

  • 避けるべき食材: 牛肉・豚肉などの脂身が多い肉、イカやタコなどの消化が悪いもの、香辛料、玉ねぎなど

調理方法のポイント

調理方法は、茹でる、蒸す、焼くなど、シンプルな方法が良いです。油を使わず、塩や調味料も控えめにすることで、胃腸に優しい食事を提供できます。

  • 加熱方法: 茹でる、蒸すなど、油を使わない調理法を選びましょう。

  • 食材の形状: 細かく刻んだり、ペースト状にしたりして、消化しやすくしましょう。

  • 味付け: 味付けは不要です。人間用の調味料は猫にとって有害な場合があります。

手作り食の頻度・量

手作り食の頻度は、愛猫の体調に合わせて調整しましょう。少量ずつ頻繁に与えることで、胃腸への負担を軽減できます。

  • 食事の回数: 1日に数回に分けて、少量ずつ与えましょう。

  • 食事の量: 愛猫の体重や活動量、消化状態に合わせて調整しましょう。

猫が喜ぶ!簡単手作り食レシピ

さつまいもと鶏肉のスープ

ここでは、簡単に作れる、猫ちゃんが喜ぶ手作り食レシピを3つご紹介します。

鶏ひき肉と野菜の消化に優しいスープ

材料

  • 鶏ひき肉(皮なし):50g

  • にんじん:1/4本

  • かぼちゃ:50g

  • 水:200ml

作り方

  1. にんじん、かぼちゃは柔らかく茹で、細かく刻む。

  2. 鍋に水と鶏ひき肉を入れ、火にかける。

  3. アクを取りながら、鶏ひき肉に火が通るまで煮る。

  4. 茹でたにんじん、かぼちゃを加えて軽く煮込む。

  5. 粗熱を取り、器に盛り付ける。

白身魚と豆腐の和風ペースト

材料

  • 白身魚(タラ、ヒラメなど):50g

  • 豆腐(絹ごし):50g

  • 水:大さじ2

作り方

  1. 白身魚は骨を取り除き、茹でてほぐす。

  2. 豆腐はペーパータオルで水切りし、ボウルに入れて潰す。

  3. 1と2、水を混ぜ合わせ、ペースト状になるまで練り混ぜる。

  4. 器に盛り付ける。

かぼちゃとササミの栄養満点リゾット

材料

  • かぼちゃ:50g

  • ササミ:30g

  • 白米:大さじ2

  • 水:100ml

作り方

  1. かぼちゃは柔らかく茹で、潰す。

  2. ササミは茹でて細かくほぐす。

  3. 鍋に白米と水を入れて弱火で煮る。

  4. 白米が柔らかくなったら、かぼちゃとササミを加えて混ぜる。

  5. 粗熱を取り、器に盛り付ける。

手作り食で注意すべきこと

寝転ぶ猫

手作り食を与える際には、栄養バランス、食材の安全性、衛生管理に注意が必要です。

栄養バランス

猫が必要とする栄養素は40種類以上あり、手作り食だけでそれらを全て満たすことは容易ではありません。栄養バランスの偏りを防ぐため、サプリメントを活用したり、獣医師に相談しながらレシピを検討したりする必要があるでしょう。

食材の安全性

猫にとって有害な食材は使用しないようにしましょう。ネギ類、チョコレート、アボカド、アルコールなどは、少量でも中毒症状を引き起こす可能性があります。

衛生管理

食中毒を防ぐため、食材の保管や調理器具の衛生管理には十分注意しましょう。調理前や食事を与える前には、必ず石鹸で手を洗いましょう。

獣医師への相談も忘れずに

手作り食を与える際には、獣医師への相談も忘れずに行いましょう。

いつ相談するべき?

愛猫の体調に変化が見られた場合や、手作り食の栄養バランスに不安がある場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

  • 手作り食を始める前

  • 愛猫の体調や食性に変化があった時

  • 手作り食を続けていて、何か気になることがある時

どんなことを相談する?

獣医師には、手作り食の栄養バランスや、愛猫の体調に合わせた食事内容について相談することが重要です。

  • 愛猫の症状に合わせたレシピ

  • 必要な栄養素とサプリメントについて

  • 手作り食のリスクと注意点

まとめ:愛猫の胃腸炎回復のために

愛猫が胃腸炎の時は、消化の良い食事と安静が大切です。手作り食は、愛猫の体調や好みに合わせて作ることができるため、食欲がない時や栄養補給に役立ちます。

ただし、栄養バランスや衛生管理には十分注意し、不安な点があれば獣医師に相談するようにしましょう。


この記事を書いた人
和之介

小型犬と猫を飼っている愛犬家であり愛猫家。当初は何も考えず、市販の安いフード与え続けていたところ、愛犬も愛猫も続けて体調を崩してしまうという残念な飼い主の経験をして猛反省。

犬猫の食事と健康の関係はもちろん、獣医さんの検診の重要性も認識させられ、フードの原材料や手作りの食材について大切さや病気への対応など、知らなかったではすまない情報の発信をさせてもらっています。

和之介をフォローする
猫の病気と食事
和之介をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました