犬のクッシング症候群は副腎ホルモンのバランスが崩れ過剰分泌することで、さまざまな代謝トラブルを抱え、血糖値の上昇や筋肉量の減少から免疫力の低下、さらに糖尿病や腎臓病といった合併症を起こしやすい病気です。
早期の治療が余命を左右する病気で治ることはないとされています。しかしながら、投薬治療と食事療法の両輪で、適切な生活を送ることで元気で長生きする例がとても多い病気です。
ここでは、クッシング症候群の犬が長生きするための食事ポイントや食べてはいけないもの、手作り食のレシピや獣医師が推奨していて犬種や年齢、合併症も同時にケアできる療法食のおすすめなドッグフードについてもご紹介します。
クッシング症候群になった犬の食事ポイント
犬のクッシング症候群の食事では、食べてはいけないものに注意した食事のポイントがあります。ポイントは以下のとおりです。
○低脂肪食:
・高コルチゾールレベルにより代謝脂肪が増加し脂肪摂取が増える可能性あり高脂肪食は食べてはいけないものです。 低脂肪の食事で肥満を予防し肝臓や膵臓の負担を軽減しましょう。
○低糖質食:
・高血糖が見られるため、高血糖の食事は食べてはいけないものです。糖質を制限することで血糖値をコントロールします。
○高タンパク質:
・筋肉の維持や修復に必要な高たんぱく質の食事を摂取し、体重を減らします。
○ビタミン・ミネラルサプリメント:
・クッシング症候群により食事だけでは栄養吸収が悪化する場合があるため栄養補助が必要です。おやつとしてサプリメントを検討しましょう。
○小分けの給餌:
・食欲不振や消化機能の低下を考慮し消化性が悪く量の多い食事は食べてはいけないものです。小分けで3回から4回など回数を分けて消化を楽にします。
○薬物との相互作用を考慮:
・獣医師の指示を仰ぎながら投薬と食事のタイミングや内容を調整します。
これらの食事のポイントは、愛犬が長生きして余命をのばすため、毎日の健康を維持し症状の進行を止めるため重要です。 なお、具体的な食事は個々の犬によって異なる場合があるため、獣医師に相談して適切な栄養管理の食事計画を立てることが大切です。
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食欲不振は末期、食欲旺盛な初期症状を見つけることが大切
犬のクッシング症候群の発病初期には副腎ホルモンバランスが悪くなり過剰分率するため血糖値が上がり食欲旺盛で太るといった症状が見られますが、末期になると栄養をうまく取り入れられず体力も低下するため食欲不振の症状が見られます。
食欲不振を示す末期※になると食事療法もハードルが上がりますので、食欲旺盛で太るように見える初期症状の段階で獣医の診断を仰ぐことが重要です。
※初期でも食欲不振を示す場合があります。
クッシング症候群の犬の食事で食べてはいけないもの

牛肉の写真
次は、愛犬が長生きするために犬クッシング症候群の食事で食べてはいけないものについて具体例を説明します。肉や魚、野菜といった食材で食べてはいけないものを知っておきましょう。
食べてはいけない肉の種類や部位
クッシング症候群の犬の食事で、食べてはいけないものにあたる肉の部位や種類について、以下に詳細を説明します。ただし、獣医師の指示に従うことが重要であり、個々の犬の健康状態や特定の症状によっては適切な食事制限が異なる場合があります。
○高脂肪な部位:
・クッシング症候群の犬は代謝に問題があるため、高脂肪の部位や肉は避けるべき。特に皮や脂身の多い部位は消化に負担をかける可能性があり、犬のクッシング症候群の食事では食べてはいけないのもになります。
○加工肉製品について:
・ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉製品には多くの脂肪や塩分が含まれています。これらの食品は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、クッシング症候群の犬の食事では食べてはいけないものです。
○牛肉について:
・牛肉には脂肪が含まれていることがあります。また、赤身の肉は他の肉に比べて高タンパクであすが与え方により、過剰なタンパク質の摂取と消化しにくい部位はクッシング症候群の犬にとって負担になる可能性があり食べてはいけないものです。
○豚肉について:
・豚肉も脂肪が多く含まれます。また、豚肉には他の肉よりも消化が難しい部位があるため量や調理法など、与える際には注意が必要で、犬のクッシング症候群では脂の多い部位は食べてはいけないものです。
○鹿や猪の肉について:
・これらの野生動物の肉には通常の肉よりも脂肪が少なく、タンパク質が多い傾向があります。しかしクッシング症候群の犬には過剰なタンパク質の摂取を避ける必要があることや消化に負担をかける可能性があるため量や調理法など与え方に注意が必要です。
○羊肉について:
・羊肉にも脂肪が含まれていますが、他の肉よりも少ないことが一般的です。ただし、これも与える際には調理法や脂肪の量を考慮し、適切なバランスで提供することが重要です。
○生肉:
免疫力が弱っているクッシング症候群の犬が生肉を食べると感染症のリスクが高いため食べてはいけないものになります。
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食べてはいけない魚の種類
クッシング症候群の犬が食べてはいけない魚の種類とその理由については以下のとおり。ただし、個々の犬の体重や年齢、健康状態によっては適切な食事が異なる場合がありますのでご理解のうえご覧ください。
○サーモンやトラウトなどの脂肪の多い魚:
・脂肪の多い魚にはオメガ-3脂肪酸が含まれていますが、クッシング症候群の犬は脂肪の代謝に問題を抱えます。脂肪の多い魚を食べると、肥満や膵炎(膵臓の炎症)のリスクが高まる可能性があり食べてはいけないものになります。
○マグロなどの大型の回遊魚:
・大型の回遊魚には水銀が含まれている場合があります。水銀は中枢神経に影響を及ぼす有毒物質であり、長期間にわたる摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性。クッシング症候群の犬は元々代謝に問題を抱えているため、水銀のリスクを考慮して大型の回遊魚を与えるのは避けるべきです。
○加熱されていない生の魚:
・ 生の魚には細菌や寄生虫が含まれている可能性があります。クッシング症候群の犬は免疫機能が低下していることがあり感染リスクが高まるため生の魚も食べてはいけないものです。
○ウナギやアンコウなどの高タンパクな魚:
・クッシング症候群の犬は過剰なタンパク質の摂取を避ける必要があります。ウナギやアンコウなどの高タンパクな魚を与えると、過剰なタンパク質の摂取になり代謝に負担をかける可能性があります。
これらの理由から、クッシング症候群の犬には適切な調理された低脂肪で消化しやすい魚を与えることが重要です。
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食べてはいけない野菜について
犬のクッシング症候群において以下の野菜は食べてはいけないものとされています。理由についても詳しく説明しますが、個々の犬の健康状態や特定の症状によっては適切な食事が異なる場合がありますのでご理解のうえご覧ください。
○トマト:
・トマトに含まれるトマトアルカロイドという物質は犬にとって有毒な成分です。クッシング症候群の犬は本来の代謝機能が乱れているため、トマトの摂取は神経系に悪影響を及ぼす可能性があり食べてはいけないものになります。
○じゃがいも:
・じゃがいもにはソラニンという有毒な物質が含まれています。この物質は消化器官に刺激を与え、嘔吐や下痢を引き起こすことがあり食べてはいけないものです。
○レモンやライム:
・レモンやライムは野菜というより果物ですが、レモンやライムに含まれるシトラスオイルは、犬にとって高刺激であり消化器官に負担をかける可能性があり、あまり食べてはいけないものです。
○オニオンやニンニク:
・オニオンやニンニクに含まれるチオール系化合物は、犬の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こすことがあるため健康な犬も食べてはいけないものです。特にクッシング症候群の犬は本来の代謝機能が乱れているためこれらの野菜を絶対に食べてはいけないものになります。
○アボカド:
・アボカドにはペルシンという成分が含まれており犬にとって毒性があります。特に種や葉にこの成分が多く含まれているため、アボカドも食べてはいけないものです。
納豆について
納豆は低脂肪でありながら、豊富なタンパク質や食物繊維、ビタミンを含んでいるため、人間の健康にはとても良い食品です。クッシング症候群の犬に納豆が良いかどうか検索する方も多いようですが避けたほうがいいでしょう。
納豆は犬にとって非常に消化しやすいわけではないということ。また、納豆に含まれるビタミンKが抗凝固薬と相互作用する可能性もあるため、薬を投与している場合には特に注意が必要です。
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犬のクッシング症候群に食事療法を手作りで行う場合の参考レシピ
次は、寿命をのばし長生きのための手作り食レシピになります。クッシング症候群の犬の食事療法を手作りでする場合のレシピは低脂肪で消化しやすく、健康に良い栄養を提供することを重視。ただし、個々の犬の健康状態やアレルギーなどによって適した食材やバランスが異なる場合があるため獣医師と相談しながら調理してください。
これらの手作りレシピは、犬のクッシング症候群の食事で食べてはいけないものを避けた、人が食べられるヒューマングレードの食事です。人が食べられるので朝ごはんや夜ご飯のついでに調理できるレシピになります。
食事手作りレシピ①,鶏(胸肉・ささみ)と野菜のシチュー
○必要な食材:
・鶏の(胸肉・ささみ:皮や骨を取り除く): 200g
・じゃがいも: 1個(皮をむいてカット)
・にんじん: 1本(皮をむいてカット)
・ブロッコリー: 適量
・低脂肪の鶏や野菜のスープ: 1カップ
○手作りのレシピ:
・鍋にスープと鶏肉を入れ、中火で煮る。
・鶏肉がほぐれるまで煮たら、野菜を加えてさらに煮る。
・野菜が柔らかくなったら火を止め、冷ましてから食べやすい大きさに切る。
手作り食のレシピ②,タラの蒸し物
○必要な食材:
・タラの切り身: 200g
・にんじん: 1本(皮をむいて薄切り)
・ズッキーニ: 1本(薄切り)
・ブロッコリー: 適量
○手作りのレシピ:
・タラの切り身を蒸し器にのせ、上に野菜をのせる。
・蒸し器で約15分間蒸し煮にし、タラがほぐれるまで蒸す。
・冷ましてから食べやすい大きさに切る。
食事の手作りレシピ③,七面鳥のもも肉とサツマイモの煮込み
○必要な食材:
・七面鳥のもも肉: 200g
・さつまいも: 1本(皮をむいてカット)
・ほうれん草: 適量
・低脂肪のトルコモリモンや野菜のスープ: 1カップ
○手作りのレシピ:
・鍋にスープと七面鳥のもも肉を入れ、中火で煮る。
・七面鳥のもも肉がほぐれるまで煮たら、さつまいもを加えてさらに煮る。
・最後にほうれん草を加えて、火を止める。
これらのレシピは、犬の健康をサポートするために低脂肪で消化しやすい食材を使用します。調理の際には調味料や添加物を避け、シンプルな調理法を選ぶことが重要です。
「犬のクッシング症候群に使える手作り食の通販」も便利なので一度ご覧になって下さい。また、実際に手作りする際は犬の個別の健康ニーズに合わせた栄養バランスの調整が必要です。獣医師のアドバイスを仰ぎながら手作りの食事を提供してください。
犬のクッシング症候群におすすめな療法食のドッグフード

ドッグフードのイメージ写真
愛情いっぱいの手作り食ができる場合はいいですが、特別な栄養管理も知識が必要ですし料理が苦手な場合も家事や仕事との両立は大変です。
そこで便利なのがクッシング症候群や合併症を考慮した特別病気療法食のフード。獣医師が食事療法に処方するのがまさにこれで、一般的には手作り食よりもこちらがおすすめです。
獣医師が推薦するクッシング症候群の犬むけ療法食のドッグフードをご紹介します。これらの療法食も人間が食べられるヒューマングレードです。愛犬が元気で長生きするためなら、手作りでなく療法食も検討するといいでしょう。
みらいのドッグフード膵臓用(国産・無添加)
犬のクッシング症候群だけでなく、膵臓病や腎臓病、甲状腺機能低下症といった合併症を同時にケアできる国産の療法食フード。高リスクの栄養を制限するだけでなくそれを補う栄養素をプラスし、病気に適した高栄養を実現しました。
感染症を予防できる口腔ケアもしながら、犬用の陰陽五行を取り入れた漢方食材を使い免疫力を維持する優れものです。動物栄養学と漢方の専門家、獣医師などが協力して作り出した無添加の療法食は公式サイト経由のみ返金保証がつきます。
ロイヤルカナンのクッシング症候群むけ療法食(フランス製)
ロイヤルカナンのドッグフードは全国の獣医師でひろく利用される療法食で実績は抜群です。犬の症状に応じて最適な組み合わせを考える必要がありますがクッシング症候群の場合は消化器サポートが選ばれることが多い。
ヒルズのクッシング症候群むけ療法食フード(アメリカ製)
ヒルズもロイヤルカナン同様、獣医師がひろく処方する病気療法食のドッグフードでホームセンターやペットショップでも買えるほど知名度のあるメーカー。クッシング症候群なら消化ケアがおすすめです。
手作りおやつのレシピ

鶏肉のジャーキー写真
次は、おやつについての説明です。犬のクッシング症候群におやつを手作りする際は、低脂肪で高タンパク質、低デフォルトの食材を選ぶことが大切。以下に、クッシング症候群の犬用のおやつのレシピを3つご紹介します。
愛犬とのコミニュケーションや食事の補助として参考にしてください。
おやつ手作りレシピ①鶏胸肉のジャーキー
使用食材:
・鶏胸肉
・低ナトリウムの鶏スープ(無塩)
・オリーブオイル
手作りのレシピ:
・オーブンを175℃にして熱を与えます。
・鶏胸肉を細長い形に切ります。
・鶏胸肉を鶏スープとオリーブオイルで軽くコーティングします。
・クッキングシートを使ったオーブン用の天板に鶏胸肉を並べ、約2時間乾燥させます。途中で肉がカリカリになっているか確認しましょう。
・冷ましてから、犬のおやつとして与えます。
手作りおやつのレシピ②かぼちゃと鶏肉のボール
使用する食材:
・かぼちゃ(蒸したり茹でたりしたもの)
・鶏の挽肉
・卵
・オート麦粉
手作りのレシピ:
・かぼちゃを潰して柔らかくし、鶏の挽肉、卵、オート麦粉を混ぜます。
・生地を小さなボール状に成形します。
・ボールをオーブンで焼いて激しいか、蒸して調理します。
・冷ましてから犬に提供します。
おやつの手作りレシピ③野菜のクッキー
使用食材:
・ほうれん草(蒸したり茹でたりしたもの)
・にんじん(すりおろしたもの)
・低脂肪のヨーグルト
・オート麦粉
手作りのレシピ:
・ほうれん草とにんじんを細かくカットし、低脂肪のヨーグルトとオート麦粉と一緒に混ぜます。
・生地をクッキーの形に成形し、オーブンで焼いて強引にするか、蒸して調理します。
・寒かったから、犬に意見の前にカットします。
これらのおやつは、クッシング症候群の犬に適した栄養価を提供するのに役立ちますが、必ず獣医師にご相談して、犬の特定の状態に合ったおやつを提供してください。
クッシング症候群の犬に良い食べ物

ささみの写真
次は、愛犬の長生きのため、犬クッシング症候群に良い食べ物を病気に適した食材として肉・魚・野菜の種類を紹介します。
食べてはいけないものや食事手作りのレシピを上記で紹介しましたが、次はクッシング症候群の犬に適した食材の紹介です。手作り食レシピのレパートリーを広げる参考にしてください。
食べるのに適した肉の種類や部位
クッシング症候群の犬に適した肉の部位や種類について、以下に詳細を説明します。ただし、個々の犬の健康状態や特定の症状によっては適切な食事が異なる場合がありますのでご理解のうえご覧ください。
適切な肉の部位や種類を選ぶ際には、以下の点に注意すると良いでしょう。
1,低脂肪:
・クッシング症候群の犬は脂肪の代謝に問題を抱えていることがあります。したがって、脂肪分が少ない肉は病気食に良い食べ物です。
2,タンパク質のバランス:
・クッシング症候群の犬には過剰なタンパク質の摂取を避ける必要があります。適切なタンパク質のバランスを考慮し、過剰な摂取を避けるようにしましょう。
以下に、クッシング症候群の犬に適した肉の部位や種類をいくつか挙げます。
○鶏の胸肉やささみ肉:
・鶏の胸肉やささみ肉は脂肪分が少なく、消化しやすいためクッシング症候群犬の食事に適しています。また、胸肉・ささみ肉にはタンパク質が豊富に含まれていますが他の部位に比べるとタンパク質の含有量が控えめです。
○ターキー(七面鳥のもも肉):
・ターキーは脂肪分が少なくタンパク質が豊富な病気に良い食べ物。また、鶏よりもアレルギー反応が少ないことがあるため、アレルギーの心配がある場合にも選ばれることがあります。
○豚のロースト:
・脂身の多い部位は食べてはいけないものになりますが、脂の少ない部位で作った豚のローストは脂肪が少なくタンパク質が豊富に含まれています。ただし、与える際には脂肪の量を調整することが重要です。
○羊の肩肉:
・羊の肩肉には脂肪分が少なくタンパク質が豊富。クッシング症候群の犬にとって適した肉の一つですが適量を提供するようにしてください。
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食べていい魚の種類について
クッシング症候群の犬に適した魚の種類は低脂肪で消化しやすく、栄養価が高いものが好ましいです。以下に、クッシング症候群の犬が食べるのに適した魚の種類とその理由を説明します。食べてはいけないものとして紹介した魚もありますが、食事ポイントや量に注意することでメリットだけを得ることができます。
○適量のサーモン:
・食べてはいけないもので紹介したサーモンです。サーモンは低脂肪でありながら、オメガ-3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ-3脂肪酸は炎症を抑える効果があり、クッシング症候群の犬の健康に良い影響を与えるとされる。ただし、過剰な摂取は脂肪の過剰摂取につながる可能性があるため、適量を与えるようにしましょう。
○ホワイトフィッシュ(白身魚):
・ホワイトフィッシュには脂肪が少なく消化しやすい特徴があります。代表的なホワイトフィッシュとしては、タラやコダラ、ヒラメやカレイなどがあります。これらの魚はクッシング症候群の犬にとって適した栄養源となるでしょう。
○適量のマグロ:
・食べてはいけない魚でも紹介したマグロです。マグロは脂肪が少なく高タンパクであるため、クッシング症候群の犬の食事に適しています。ただし、大型の回遊魚には水銀が含まれている場合があるため、過剰な摂取を避けるようにしましょう。
○スズキ:
・スズキは低脂肪でありながら、豊富なタンパク質を含んでいます。消化しやすい魚の一つであり、クッシング症候群の犬に適していると言えます。
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クッシング症候群の食事に適した野菜
クッシング症候群の犬が食べるのに適した野菜の種類には以下のようなものがあります。
○さつまいも:
・さつまいもは低脂肪でありながら、ビタミンAや食物繊維が豊富に含まれています。クッシング症候群の犬にとっても良い栄養源。さつまいもを蒸して与えたり、さつまいもを使った簡単なレシピを試すことで犬の食事にバリエーションを加えることができます。
○かぼちゃ:
・かぼちゃも低脂肪でありながら食物繊維やビタミンが豊富に含まれています。さつまいもと同様、かぼちゃもクッシング症候群の犬に適した野菜として挙げられます。
○ほうれん草:
・ほうれん草には鉄分やカルシウム、ビタミンCが豊富に含まれています。さつまいもとほうれん草を一緒に調理するレシピを考えることもできます。
○ブロッコリー:
・ブロッコリーにはビタミンCやカルシウム、食物繊維が豊富に含まれる良い食べ物です。クッシング症候群の犬にとって健康に良い野菜の一つです。さつまいもとブロッコリーを組み合わせた料理を提供することで、栄養バランスを改善できます。
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犬がクッシング症候群になる原因や症状、治療法について
犬のクッシング症候群は、副腎皮質から過剰にこチゾール(ステロイドホルモン)が分泌される内分泌疾患で主な原因は3つあります。脳下垂体の腫瘍(脳下垂体性クッシング症候群)、副腎腫瘍による過剰分泌(副腎性クッシング症候群)、医原性のもの(獣医師が時々のステロイド治療を行った場合など)があります。
一般的な症状には、多飲多尿、食欲増進、筋肉の滲み縮み、皮膚の変化、腹部膨満、尿路感染症、脱毛、散歩を嫌がるなどがあります。
治療法は原因に応じて異なる。 薬物療法が一般的で、コルチゾールの過剰分泌を抑制する薬物が使われますが、投与が過剰であったり長期の使用などが原因で、逆にホルモンの分泌低下に陥りアジソン病(副腎皮質機能低下症)を発症することがあるので注意が必要です。
投薬が長引くことでアジソン病になってしまう犬も少なくないことから、定期的な病院の受診はとても重要。また、手術が必要な場合もあります。 ただ、一般的には適切な治療により多くの犬は症状をコントロールし健康な生活を送ることができ寿命をまっとうする犬がとても多くいます。定期的な獣医師のフォローアップが重要な疾患です。

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症状や治療に関して、もっと詳しく知りたい場合は巻末に専門ページのリンクがありますので、そちらをご覧になって下さい。
まとめ
最後に、犬のクッシング症候群における食事制限は代謝トラブルあるため、併発しやすい病気のことも考えなければいけません。愛犬が元気で長生きするためには獣医師の診断を受け、食事のポイントを理解して手作りやフード選びをしてあげてください。
合併症などに対応した病気別のフードと獣医師検索⇒ 犬 療法食 おすすめ
併発しやすい合併症の食事ケアもチェック
甲状腺機能低下症や糖尿病も合併症として多い疾患です。併発しやすい疾患の食事ケアについての関連記事もチェックしてみてください。


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