療法食名 | 特徴 |
⇒ ヒルズ | ・ヒルズ療法食は、健康問題を持つペットのため開発された栄養バランスの食事で、獣医師の推奨を受けて使用されます。 |
⇒ ロイヤルカナン | ・ロイヤルカナン療法食は、健康問題を持つペットに、栄養バランスが調整された食事で、獣医師の指導のもと使用されます。 |
⇒ 和漢の国産療法食 | ・和漢みらいのドッグフードは、89種の和漢原料を使用し、犬の健康をサポートする国産無添加フードです。 |
猫の療法食≫≫≫ ヒルズとロイヤルカナンの比較≪≪≪
犬の外耳炎は、耳の外側(外耳道)に炎症が起こる疾患。 主な症状には耳のかゆみ、赤み、耳垢の増加、耳の臭い、耳をかく行動があります。
細菌、真菌、アレルギー反応、外部物質の刺激、水の侵入、耳の形状など、原因はさまざまです。病気が進行すると聴力低下が現れることも。犬の種類によってリスクが異なり、長い垂れ耳を持つ犬がより発症しやすい傾向があります。
このページでは、犬が外耳炎を発症した場合に見られる症状やその原因、治療法などについて、より詳しく説明し、食事に関するポイントにも少し触れていきますので、愛犬の外耳炎を疑うかたや、再発予防、対処法などを調べているかたのお役に立てば幸いです。
※調べたい項目だけを読みたい場合は上記の目次をご活用ください。
外耳炎を発症している犬が見せる症状とは
まず、犬が外耳炎になった際に見せる行動、一般的な症状について説明します。
耳をかく行動が目立つ
・犬は耳がかゆいため、耳を傾けるか、話したりすることがあります。これは最も一般的な症状の ひとつです。
耳の赤みや腫れる
・炎症によって耳が赤くなり、腫れる症状。
黒い耳垢の増加
・耳内に異常に多くの黒い耳垢(耳の分泌物)がたまることがあります。黒い耳垢の増加は耳の炎症を示す顕著な症状です。
犬の耳がクサくなる症状
・耳の中から異臭がすることがあります。これは感染が進んでいるかもしれません。
犬の耳から分泌物が出る症状
・膿や褐色の分泌物が耳から滴ることがあります。
犬が耳を触らない
・ 耳が痛いため、犬は耳を触ることを嫌う。
耳の不快感が見て取れる
・耳の痛みや不快感から、犬は考えたり、片耳を下げたりする症状です。
聴力が低下する症状
・外耳炎で炎症が進行すると、聴力が低下することがあります。
これら、外耳炎の症状が見られた場合、獣医師の診察を早く受けることが重要です。適切な治療を受けられないまま放置すると、外耳炎は慢性化して、より深刻な合併症を患う可能性があります。
外耳炎は自然に治るか
犬の外耳炎が自然に治るかどうかについては症状の原因や程度によります。犬の外耳炎の症状は軽度なものから重度のものまでさまざまです。軽度であれば原因に正しく対応することで免疫システムが感染を抑制し自然に治ることもあります。
しかし、すでに重度の症状がでていたり、免疫力が低下している場合はさらに病状が進行し、聴力や視力に重大な問題を引き起こす可能性があるため、獣医師の診断をうけて適切な治療やケアをすることが大切です。
犬が外耳炎を発症するおもな原因について
犬の外耳炎の原因はさまざまです。代表的な原因について解説します。
細菌感染
・外耳道に細菌(通常はストレプトコッカス、スタフィロコッカスなど)が感染することが原因になります。これは特に湿度が高く、外耳道が湿気っている場合に発生しやすい。
真菌感染
・真菌(カンジダやアスペルギルスなど)による感染も外耳炎の原因となります。真菌感染はアレルギー、犬の皮膚の問題、または外部の妨げによって促進されることがあります。
アレルギー反応
・犬がアレルギー性の反応を起こすことが原因で、外耳炎を発症することがあります。食物アレルギー、環境アレルギー(花粉、ハウスダストなど)、アレルギー性皮膚炎が含まれることがあります。
外部刺激
・外耳道にゆっくりや外部刺激物(草、ダニ、ゴミ、水など)が侵入することで、外耳炎が起こることがあります。特に水の侵入は外耳炎のリスクが高まります。
耳の形状
・一部の犬種は垂れ耳や長い耳を持っていますが、これらの形状によって外耳道が通気性よくなり、感染がしやすくなります。
外耳道損傷
・外耳道損傷や怪我も外耳炎の原因になります。例えば、耳を強く擦ることによる自己損傷や外傷が挙げられます。
他の病気から併発
・他の皮膚病やアレルギー症状、免疫不全状態、耳ダニなども外耳炎の原因として関与することがあります。
外耳炎の原因は個体によって異なりますので、症状が見られた場合は獣医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
外耳炎になりやすい犬種
以下に、外耳炎になりやすいとされる犬種のいくつかを紹介しますが、これは一般的な傾向ですであり、個体差があることを前提に参考としてください。。
1,垂れ耳の犬種:
・垂れ耳を持つ犬種(例: ビーグル、バセット・ハウンド、コッカースパニエル、ブルドッグなど)は、外耳耐湿性があり、耳の中が湿ってしまうため外耳炎が発症しやすいです。
2,長毛の犬種:
・長い被毛を持つ犬種(例: シーズー、マルチーズ、ポメラニアンなど)は、耳の周囲に毛が密集しているため、耳の通気性が急激に変化し、外耳炎のリスクが高まることがあります。
3,水が好きな犬種:
・水が好きで水遊びをよくする犬種(例: ラブラドール・レトリバー、・ゴールデンレトリバー、スパニエルなど)は、外耳炎の発症リスクが高いです。
4,アレルギーを持つ犬種:
・アレルギー反応を起こしやすい犬種(例: ゴールデン・レトリバー、シャーペイ、ボクサーなど)は、アレルギー性の外耳炎が発生しやすいとされます。
5,耳の形状:
・耳の形状に異常を持つ犬種(例: ダックスフンド、スコティッシュ・フォールド、アイリッシュ・ウルフンドハウなど)は、耳の形状が原因で外耳炎になりやすいです。
ただし、これらの特性があるからといって必ず外耳炎になるわけではありません。 外耳炎の予防には、耳の清潔を守り、定期的な耳の検査を行い、正しいケアを提供することが一番です。発症した場合は、早期の治療が重要ですので、はやめに獣医師に相談しましょう。
犬の外耳炎で行う治療と予防法について
犬が外耳炎を発症した場合、正しい治療が必要です。 治療法は症状の原因や重症度に応じて異なる場合がありますが、一般的な治療法について詳しく説明します。
治療法について
1,診断方法:
・まず、獣医師が外耳炎の原因を特定するために診断を行います。診断には耳の検査、耳垢や組織のサンプリング、細菌や真菌の検査などが含まれます。
2,耳のクリーニング治療:
・耳のクリーニングは外耳炎の治療の重要な前提です。獣医師が適切なクリーニング剤や洗浄液を使って、耳の中の汚れ、耳垢、炎症を取り除きます。場合によっては、麻酔や鎮静剤を使用することもあります。
3,【投薬による治療】
・抗生物質:細菌感染が疑われる場合、獣医師は適切な抗生物質を処方することがあります。
・抗真菌薬: 真菌感染がある場合、抗真菌薬が必要です。
・抗炎症薬: 炎症を軽減するために抗炎症薬が処方される。
・ステロイド剤: 耳の炎症が重度の場合、ステロイド剤が使用されます。
・痛みの管理: 犬が痛みを感じている場合、痛みをおさえる薬が必要です。非ステロイド性炎症抗薬(NSAIDs)や鎮痛剤が使用されます。
4アレルギー管理による治療法:
・アレルギーが原因の場合、アレルギーの管理が重要です。特定の食事療法やアレルギー薬の使用が検討されることがあります。
予防法について
・耳炎の再発を防ぐために、定期的な耳の清掃や予防的な措置をとることが大切です。ひごろから耳の健康を維持しましょう。
犬の外耳炎は種類や原因によって治療法が異なるため、正確な診断と獣医師の指導に立つことが重要です。 治療の進行や改善の状況は定期的に獣医師と連絡を取り合い、適切な管理を行ってください。
外耳炎を抱えた犬の食事療法について
外耳炎を抱えた犬の食事療法は、アレルギーによる症状の軽減や免疫システムのサポートを目的として設計されています。以下は、外耳炎の犬の食事療法に関する要点です。
ハイポアレルギックフード
・アレルギーが外耳炎の原因の一つである場合、ハイポアレルギックフード※が役に立ちます。 これは、特定の食材アレルゲンを排除し、代わりに消化しやすく、アレルギー反応が起きにくい成分をフードに含む。※食事療法食がそれにあたります。
プロテインソース(タンパク質)
・魚や馬肉のようなアレルギーが少ないプロテインソースを選択します。これらのタンパク質は、穀物や鶏肉に比べてアレルギー反応のリスクが低いです。
穀物フリー(グレインフリー)
・穀物はアレルギーの原因となるため、穀物フリーのフードが適しています。代わりに、ジャガイモ、サツマイモ、タピオカなどの炭水化物を使用したフードを選びます。
オメガ脂肪酸
・オメガ脂肪酸(特にオメガ-3脂肪酸)が外耳炎の炎症を軽減するのに役立ちます。サーモンオイルや亜麻仁油を添加したフードやサプリメントを検討しましょう。
食事療法の遵守
・食事療法は一貫して遵守される必要があります。おやつや他の食事の摂取を制限し、食事は一定のルーチンに従って提供します。
獣医師の指導
・食事療法は獣医師の指導の上で行いましょう。獣医師は正しい食事プランを提供し、犬の健康状態をモニタリングすることが必要です。
\食事療法をもっとくわしく/
外耳炎の治療において、食事療法はアレルギーの管理や免疫システムのサポートにとって重要な要素です。しかし、獣医師による専門的なアドバイスを受けつつ、犬の個別のニーズに合わせた食事プランを作成するが重要です。
外耳炎を抱える犬はシャンプーしても大丈夫か
外耳炎を抱えた犬にシャンプーしても大丈夫かどうかですが、ダメというわけではありません。ただ、シャンプーを行う際には、いくつかの注意点を考慮する必要があります。
獣医師の指導を仰ぐ
・犬が外耳炎を抱えている場合、まずは獣医師に相談し、シャンプーしても大丈夫かどうか、適切なタイミングや方法についてアドバイスを受けることが重要です。
耳の保護
・シャンプー中は、耳の内部に水が入らないよう気をつけてください。外耳炎は耳の中に炎症を起こす可能性があるため、水分が入ると症状が悪化します。耳を保護するために、コットンボールを詰めるなどの処置が必要です。
注意深い洗浄
・シャンプーの際には、耳周りを慎重に洗浄し、特に炎症のある耳に触れないように心掛けてください。痛みを伴う可能性があるため、優しく扱うことが重要です。
シャワー後の乾燥
・シャワー後、犬を十分に乾かすことが重要です。 特に耳周りの湿気をしっかり乾かすことは外耳炎の再発や予防にも役立ちます。 耳を乾かす際、獣医の指導に従って耳の内部に水が残らないよう注意しましょう。
サロンでシャンプーする
・通っているサロンがあるならそちらでシャンプーしてもらうのも良いでしょう。サロンなら耳掃除もしてくれますが、獣医師と相談のうえその内容をサロン側に伝えることが重要です。
まとめ
犬の外耳炎について、症状や原因、治療法までくわしく説明しました。どんな病気でもそうですが、早期の治療が犬の回復を早め、適切なケアが再発を予防します。
症状の説明は早期発見に、原因は予防のため、治療は獣医師との適切なコミニュケーションにお役立てください。
犬が発症しやすいほかの病気もチェック
外耳炎だけでなく、犬が発症しやすい病気はいくつかあります。併発することもあるので犬のほかの病気に関してもチェックしてみてください。
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